『ゲームメカニクス大全 第2版』6月15日発売、第1版との差分も同時発売
翔泳社は6月15日、『ゲームメカニクス大全 第2版 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け』を発売する。著:G.エンゲルステーン&I.シャレヴ、訳:小野卓也、調査協力:すごろくや、A5/728ページ、紙の書籍版・電子書籍版ともに4620円(税込)。
2019年に発刊された洋書”Building Blocks of Tabletop Game Design(卓上ゲームデザインのビルディングブロック)”の翻訳。ボードゲームデザイナー・愛好者以外だけでなく、デジタルゲーム研究者・開発者からも支持されて異例の売れ行きとなり、第2版(2022年発行)を反映して増補改訂されることになった。
古典的なカードゲームから現代のアプリ連携ゲームまで、数多のボードゲームのデザインをひも解きながら、「メカニクス」として徹底的に分解した「辞典」で、203(第1版から+19)のメカニクスを13のカテゴリーに分け、具体例を挙げながら解説する。また既存の項目についても改訂され、随所にカラー写真を掲載。ページ数も第1版から2割増となっている。
第1版から追加された項目は、ビンゴ、レイヤー化、スライド/プッシュ、マッチング、描画(以上アクション)、ホットポテト、フリック、スタックとバランス、ネイバースコープ(以上解決)、並べ替え(ゲーム終了と勝利)、演繹法、帰納法、質問と回答(以上不確実性)、リソースキュー(エコノミクス)、賭けとしての入札、オークション補償(以上オークション)、デッキコンストラクション、多用途カード、タグ(以上カードメカニクス)。ゲームデザインの最前線に触れることができる。
初版をもっている方には、上記の新規追加項目のみ電子書籍版で販売する。1100円、12月末まで。
翔泳社:ゲームメカニクス大全 第2版 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け
翔泳社:[期間限定・第1版からの新規追加のみ]ゲームメカニクス大全 第2版 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け
動物たちの冬支度『クリーチャーコンフォート』日本語版、7月6日発売
アークライトは7月6日、『クリーチャーコンフォート(Creature Comforts)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.テイラー、イラスト:S.J.C.テニー、1~5人用、8歳以上、60分、6930円(税込)。
オリジナルはキッズ・テーブル・ボードゲーミング社(カナダ)から2022年に発売された作品。動物たちが食料や資材を集めて冬ごもりの準備をするワーカープレイスメント&リソースマネージメントゲーム。
手番にはワーカーをアクションスペースに配置し、ダイスを振る。アクションスペースではワーカーのほかの特定のダイス目の組み合わせが必要で、自分のダイスと場のダイスを組み合わせて食料や資材を手に入れる。足りないものは市場で買い足すこともできる。
必要なセットが揃ったら食料や家具などのアイテムを作成できる。パンとスープ、キルトとロッキングチェアなど、組み合わせると快適度が上がるものも。春、夏、秋の3ラウンドでゲーム終了となり、快適度の合計を競う。
児童絵本の絵も手掛けるショーナ・J.C.テニーによるほのぼのした世界観と、印刷されたかわいらしい木ゴマで森の雰囲気を楽しむことができる。
内容物:ゲーム盤 1枚、渓谷タイル 16枚、快適グッズカード 72枚(カードサイズ 63×88mm)、旅人カード 15枚(カードサイズ 120×80mm)、プレイヤーボード 5枚、ワーカー 20個、コテージ 20個、種族ダイス 10個、河川ダイヤル 1個、丘の上タイル 1枚、生活改善設備カード 34枚(カードサイズ 70mm×70mm)、生活改善設備用マーカー 4個、コイン 20枚、教訓トークン 21個、物語トークン 20個、素材トークン 114個、親マーカー 1個、村ダイス 4個、倍数マーカー 12個、ルール説明書 1冊
(写真は英語版)