ittenファンブリックシリーズ『ギシンアンキの塔』『ワンダーボウリング』6月15日発売
ittenは6月15日、ファンブリックシリーズ第8、9弾として『ギシンアンキの塔』『ワンダーボウリング』を発売する。ゲームデザイン:川崎晋(カワサキファクトリー)、アートワーク:トミオカヨシアキ、各2420円(税込)。『ギシンアンキの塔』は2人用、9歳以上、20分、『ワンダーボウリング』は2~6人用、8歳以上、15分。
「スリムでポータブルな箱をスライドして、いつでも気軽にアナログゲームが遊べる」というコンセプトのファンブリックシリーズの最新作は、2タイトル続けて川崎晋氏のリメイク作品となった。『ギシンアンキの塔(ギシンアンキノトウ)』は2012年、『ワンダーボウリング(ギリギリボウリング)』は2009年の発表。コンポーネントをグレードアップしつつ、シリーズ共通のコンパクトな箱に収めた。
『ギシンアンキの塔』は裏の裏、裏の裏の裏をかきあう2人用ゲーム。向かい合う2人の間には宝石が埋め込まれた6本の塔があり、相手の側は見えない。自分の知っている情報と、相手の行動から推理して、より価値の高い塔を取るが、推理だけではなく、価値の低い塔を高い塔と見せかけるブラフもかけられる。
内容物:塔 6本、袋 1点、プレイヤーコマ 2個、マーカー 10個、ポイントチップ 5個、サマリーカード 2枚、数字シール 1枚、ルール説明書 1枚
『ワンダーボウリング』は箱をスティックで横から叩いてピンを倒すボウリング。1本だけ残ればストライクで、全部倒してしまったらペナルティとなる。ほかに自分の手持ちのターゲットチップの数字のピンを残すチャレンジもあり、角度と強さで手先の器用さが問われる。
内容物:ピン 10個、ターゲットチップ 16枚、ストライクチップ 12枚、ボールスティック 1本、ルール説明書 1枚
ギシンアンキの塔(Tower of Doubt / Kawasaki / itten)
それぞれ塔のこちら半分しか見えない中でより良い塔を2本ずつ選んで勝負。最初に1本ずつ見て、相手の駒の置き方を頼りに推理するが、相手の上にも置けるため、良くない塔に駒を置いてブラフをかけられる。最大5回戦うが、その度に展開が違う pic.twitter.com/ChZUKbGVbJ— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) May 12, 2023
ワンダーボウリング(Wonder Bowling / Kawasaki / itten)
箱の上に載せたピンを、箱の側面を叩いて倒す。1本だけ残ればストライクでタイルを裏返す。何本か残ってもその数のタイルを持っていれば裏返せる。全部裏返したら勝ち。修練するとコントロールできるようになるらしい#超新作体験会 pic.twitter.com/Hn01cMhOgr— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) May 12, 2023
オニが隠れた部屋はどこ?『かくれんぼオバケ』日本語版、6月23日発売
すごろくやは6月23日、『かくれんぼオバケ(Gespenstisch!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.シャハト、イラスト:A.リーガー、2~5人用、6歳以上、10分、1870円(税込)。
オリジナルはハバ社(ドイツ)から2006年に発売された作品。大人も楽しめるキッズゲームとして評価されており、すごろくやの名作ゲーム復刻プロジェクト「HABA名作ゲーム復刻シリーズ」として復刻された。オバケたちが6つの部屋に隠れんぼする。
親(「悪霊」)が6つの部屋カードのうち1枚を密かに選び、他のプレイヤーは自分のオバケ駒を移動させる。移動が終わったら部屋カードを公開し、その部屋にいるとおびえチップを1枚取られてしまう。悪霊役を交代していき、誰かのおびえチップがなくなったらゲーム終了。おびえチップを一番多く獲得したプレイヤーが勝者となる。
どの部屋で待ち伏せするかは、部屋から部屋への移動ルートや、残りのおびえチップも加味するが、「前回はこちらを選んだから今度は反対側か」とか「前回は動かなかったから今回は動く」とか心理戦の要素が大きい。子供も交えて遊ぶときにはドキドキのかくれんぼゲームとして、大人同士で真剣に遊ぶときには濃厚な駆け引きゲームとして遊べる作品だ。
内容物 :ゲームボード 1枚、小さなオバケ駒 5個、部屋カード 6枚、おびえチップ 15枚(3枚x5色)、説明書(日/英)