3階級と政府の非対称ゲーム『ヘゲモニー』日本語版、10月31日発売
Engamesは10月31日、『ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:V.バギアルタキス&V.ティモテオウ、イラスト:J.スコプ、1~4人用、14歳以上、90~180分、17600円(税込)。
混迷を極める架空国家で、労働者階級、中産階級、資本家階級、政府のいずれかを担当し、覇権(ヘゲモニー)を握るべくそれぞれの目的を追求する非対称型のカードドリブンゲーム。ギリシャ人デザイナーらがボードゲームの教育的価値や社会政治問題に関する対話を促すために立ち上げたプロジェクト「ヘゲモニック・プロジェクト・ゲームズ」が、キックスターターを経て2023年に製品化した。ゴールデンギーク賞重量級部門大賞受賞。
労働者階級は社会改革のために戦い、資本家階級は企業と自由市場を支持する。中産階級は資本家階級の企業で働きつつ、中小企業を設立できる。政府は、税金と給付金や補助金のバランスを取り3階級の調和を図る。税制、労働市場、対外貿易などについて有利な政策を推し進めつつ、綿密な計画、戦略的な行動、政治的駆け引きを通して、階級の力を高め、勝利に導く。
順番にカードをプレイして効果を発動し、企業が生産を行って税金を納め、政策に対して投票を行う。階級によってアクションと勝利点の条件が異なり、これを5ラウンド行い、借金を精算して勝利点で勝敗を決める。
ゲームは社会民主主義、新自由主義、ナショナリズム、グローバリズムといった実際の政治原理に基づいており、現実世界への応用を実感できる。崩壊する福祉制度、利益を失う資本家、衰退する中産階級、深刻な財政赤字に陥る政府を救おう。
大阪茨木にボードゲームカフェ「Comorebi」10月1日オープン
大阪・茨木に10月1日、ボードゲームカフェ「Comorebi(コモレビ)」がオープンした。阪急茨木市駅徒歩3分、13:00~23:00、月火休(祝日は営業)。
木漏れ日が差し込むようなアットホームな空間で、軽量級から重量級までバランスよく300種類以上のボードゲームを用意し、6卓22席で遊べる。一部販売あり。料金は18時までが平日1800円、土日祝2400円、18時からは平日1800円、土日祝2000円、オールデイは平日2800円、土日祝3400円。学割、子ども料金あり。
店主の黒田健斗氏は子どもの頃から新しい遊びを家族や友人に広めてきて、自分の好きなボードゲームで人を楽しませたいと開店した。大学時代にボルダリングジムで幅広い年代の方と仲良くなり、趣味で繋がったコミュニティでに救われた経験から、現代で心理的不安を抱える人も安心して仲間を作り、いつでも帰れるサードプレイスを創りたいという。
料金はワンドリンク付きで、メニューはソフトドリンク、コーヒー紅茶、ビール、サワー、ハイボール、カクテルなど各種。1時間ごとに1pt貯まるポイントシステムや、11月から始まる月間パス、オリジナルトートバッグなどの会員限定特典もあり。
毎週金曜日の「初めての相席会」、ゲーム指定の「平日重ゲー会」、月1回の「大学生相席会」「ボードゲーム女子会」、平日夕方の「親子ボードゲーム会」などイベントも盛りだくさん。