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ドイツ教育ゲーム賞に『どこにいるの?』ほか

ドイツの私塾シュテュディエンクライスと、その雑誌『遊びと学び(spielen und lernen)』は、今年のドイツ教育ゲーム賞(Deutscher Lernspielpreis)を発表した。応募の中から4部門について選ばれた受賞作は以下の通り。
ドイツ教育ゲーム賞は、教育ゲーム文化をドイツ語圏に広め、楽しみながら学べる優れたゲームを紹介するのが目的。2003年から始まり、今年で8回目となる。
『氷飛び』はシロクマたちが氷の下に隠れた魚を探す記憶ゲーム。『どこにいるの?』は電子音を頼りに泥棒を探し出すAI内蔵のゲーム。『クリエイショナリー』はレゴブロックを組み立ててお題を表現するゲーム。
日本国内では『どこにいるの?』がメビウスゲームズから、『クリエイショナリー』がプレイスペース広島から輸入されているが、現在は品切れの模様。
【ドイツ教育ゲーム賞2010】
未発売ゲーム部門:雷雨(Donnerwetter / K.ヒーゼ)
3歳以上部門:氷飛び(Schollenhüpfen / M.マスホルダー、M.グートマイアー / オーバーシュバービッシェ・マグネットシュピーレ)
6歳以上部門:どこにいるの?(Wo war’s? / R.フラガ / ラベンスバーガー)
9歳以上部門:クリエイショナリー(Creationary / ? / レゴ)
Deutscher Lernspielpreis:Sieger 2010

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コスタリカ年間ゲーム大賞に『スルー・ジ・エイジズ』

中央アメリカ・コスタリカのボードゲームファンサイトJuegos de Mesaは2010年のコスタリカ年間ゲーム大賞(Juego del Año Tico)を発表した。大賞はチェコのボードゲーム『スルー・ジ・エイジズ』。ほかに『ドミニオン』『オランダ黄金時代』がノミネートされた。
この賞は同サイトに登録しているメンバーの投票によって決定される賞で、生産年・生産国・ターゲット層を問わない。昨年は『ルーンバウンド』が大賞、『アグリコラ』『デュエル・オブ・エイジズ』がノミネートされている。
コスタリカはゲーム産業が発達しておらず、小さいメーカーが『モノポリー』や『ツイスター』を作っている程度で、この賞もドイツのように産業を牽引するものではなく、ファンの楽しみで行っているという。
『スルー・ジ・エイジズ』は古代から現代に至る世界中の文明の発展を描いたゲームで、2006年に発売され、国際ゲーマーズ賞、ポーランド年間ゲーム大賞を受賞している。英語版、ドイツ語版、ポーランド語版、中国語版があるが、日本語版は未定となっている(同じテーマで別の作者が作ったダイスゲーム『ロール・スルー・ジ・エイジズ』は日本語版で発売中)。
Boardgame News:News : Through the Ages Named Costa Rican Game of the Year
Juegos de Mesa:Through the Ages, Juego del Año Tico 2010: Para el Pequeño Megalómano que Llevamos Dentro
TGW:スルー・ジ・エイジズ