東京おもちゃショー2011
6月18日、19日に東京ビッグサイトにて東京おもちゃショー2011の一般公開が行われた。電力不足の影響で節電ムードが続き、ボードゲームの売り上げが伸びる中、意欲的な新作が多く発表された。
ボードゲーム専門では、アークライトが先週のゲームマーケットに続いて出展。発売されたばかりの『ブランノワール』や『インカの黄金』日本語版が展示された。
未発売の新作では、人気TV番組発の『逃走中 THEボードゲーム』(バンダイ、7月23日)、定番ゲームの新機軸『オセロ・革命』(メガハウス、7月31日)、アクションゲームの『まいど! お寿司食べすぎタワーゲーム』(ハピネット、9月22日)などが発表されている。4月に発売されたばかりの『人生ゲームギャップ天国』(タカラトミー)も人気。
毎年このイベントに合わせて発表されている日本おもちゃ大賞では、『オセロ・革命』がイノベイティブ・トイ部門の優秀賞に選ばれている。
・東京おもちゃショー2011
・ふうかのボードゲーム日記:東京おもちゃショー2011へ行って来た
『インカの黄金』日本語版発売
アークライトは本日、『インカの黄金(Incan Gold)』日本語版を発売した。3〜8人用、8歳以上、20〜40分、2520円。
A.R.ムーン(『チケットトゥライド』)とB.フェイドゥッティ(『あやつり人形』)のコンビによる傑作バーストゲーム。『ダイヤモンド(Diamant、2005年)』のリメイク。探険隊の一員としてインカの宝物を探す冒険に挑戦する。
遺跡を奥に進めば進むほど大量のお宝にありつけるが、仕掛けられたトラップにひっかかると、その冒険で得た宝物は全て失うことになってしまう。毎回の選択肢は「神殿に残る」か「神殿を離れる」の2択だけ。2枚目の危険カードが出ると財宝は獲得できないし、早々に離れてしまっては、多くの財宝を獲得できない。駆け引きと度胸、そして運が試される、盛り上がり必至のゲームだ。
『ダイヤモンド』はドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト、アラカルトカードゲーム賞4位にとどまったが、ゴールデンギーク賞でライト・パーティゲーム部門賞、オーストリアゲーム賞では多人数ゲーム部門賞、日本ボードゲーム大賞では入門者部門1位とドイツ国外で高い評価を得ている。『インカの黄金』にリメイクされてからはアメリカのゲーム100選でファミリーゲーム部門にノミネートされた。
この度の日本語版はアメリカのグリフォンゲームズによる新版で、同時公開の意思表示は木製コマではなくカードで行うように変更されている。
・アークライト:インカの黄金 完全日本語版
・play:game評価コメントリスト:インカの黄金
・『インカの黄金』日本語版、アークライトから発売