Posted in レポート

自宅ゲーム会

ゴールデンウィークを利用して、ふうかさんとkarokuさんが2泊3日で遊びに来て下さった。山形は今やっと桜が咲いたところだが、あいにく連日の雨。しかも仕事が入って十分におもてなしできなかったが、ボードゲームだけは寝る間も惜しんでたっぷり遊んだ。
今回は主に、海外から輸入した日本語訳のないボードゲームを、原文ルール直読みで遊んだ。英語よりドイツ語のほうがずっと読みやすかったのは、ルール記述の問題か、私の語学力の問題か(おそらく後者)。個別のレビューは後日。
サハラ(Sahara)
ラクダに荷物を積んで、オアシスに届けるレースゲーム。毎回ダイスで風向きが変わり、ラクダはその方向にしか進めない。荷物を2つ積んでノロノロ歩くkarokuさんと私のラクダを尻目に、軽快に配達したふうかさんの圧勝。(Hausser, 1970)
キップリング(Kippling)
ぐらぐら揺れる台の上で、ダイスで指定されたマスにコマを置いて、縦横斜め一列の得点を集めるゲーム。3人なのでコマが少なくて台は崩れなかった。一石二鳥を決めたkarokuさんの勝利。(Ravensberger, 1983)
リオグランデ(Rio Grande)
橋をかけた川を延ばして得点するカードゲーム。川は共通で、誰が育てている川でも橋を置くことができる。橋の位置を交換したり、川を干上がらせたりする台無しカードがあるため、欲張りすぎは禁物。お邪魔カードをブロックしたkarokuさんの勝ち。(Piatnik, 2009)
マヤ・マッドネス(Maya Madness)
ゲーム内容はこちら。お互い牽制している間に-44まで下がった。0に戻った後、最後のシークレットナンバーを達成した私の勝利。(Gamewright, 2003)
フロスティ(Frosti)
電動で床が振動するジェンガ。ペンギンの手の上に氷が載っていて、寒くて震えるという設定である。しかもペンギンがときどき叫ぶので、どきっとする。1回目はkarokuさん、2回目はふうかさんが崩した。今回のゲーム会一のインパクト。(Noris, 2010)
タヒチ(Tahiti)
真珠と船を盤面につなげて得点するボードゲーム。真珠と船を置く権利は競りで決められるとか、競りで使うお金を宝箱にしまうと、ゲーム中は使えないが、あとで得点になるとか斬新。高値で競り落とし、パスで回収するというメリハリのある手でkarokuさんが勝利。(Franjos, 1995)
海賊の黄金(Piratengold)
海に繰り出してお金を集めて帰る航海ゲーム。ダイスで決められる風向きで移動の方向が決まるため、なかなか帰って来られない。そして相手から奪ったり、風向きを変えたり、ワープしたりするカードプレイが中心。リーチしたふうかさんが吹き溜まりにはまっているところで、カードを使って私が逆転勝利。(Ludoart, 2004)
トリッキートレック(Tricky Trek)
ライオンが動物を食べながら前に進むレースゲーム。動物のコマが超カワイイシリーズ第1弾。動物コマを握って、多い人から進む。シカやブタなどの美味しい動物を食べて一気に進みたいが、ほかの人の選択でチョウしか食べられないことも。最後にシカ2匹で爆走した私の勝利。(Cwali, 2009)
トリッキーサファリ(Tricky Safari)
サファリパークの中でうろうろ動き回っている10匹の動物を、全て写真に収めるゲーム。動物のコマが超カワイイシリーズ第2弾。動物は全て一定の法則で動いており、先回りしていかなければならない。中盤で2枚一度に撮れたkarokuさんが、そのまま勝利。(Cwali, 2010)
ツォカート(Zockato)
獲得トリック数を予想してお金をかけるトリックテイキングゲーム。毎ラウンド、ダイスでディール枚数が決まり、ルールカードで微妙にルールが変わる。途中からふうかさんの手札がなぜか最強になったが、確実なときだけ大金をかけたkarokuさんの勝利。(Zockato, 2009)
5秒ルール(5 Second Rule)
塔からボールが落ちるまでの5秒間に、お題に合うものを3つ答えるゲーム。答えられないと、次の人に回り、次の人には考える時間があるが、前の人がいった答えはもう言えないというキツイ縛りがある。ふうかさんがプレッシャーに負けずぽんぽん出して勝利。(Patch, 2010)
ヘイ、ウェイター!(Hey, Waiter!)
自分の前にある料理を効率よく捌き、お客様に運ぶゲーム。基本はチーム戦で、一度のアクションで同時に料理をなくせるように料理を分割する。3人の場合は2対1で、1人になったkarokuさんが苦戦する中、ふうかさん&私ペアが勝ち。(R&R Games, 2010)
トーテモ(Totemo)
色が合うようにトーテムポールを積んで、隣接するブロックで得点するゲーム。スコアトラックにはボーナスチップがあり、ここに止まるように得点して追加アクションをするのがカギ。立体のコンポーネントが圧巻。追加アクションを決めまくったkarokuさんの勝利。(Surprised Stare, 2010)
チーズカオス(Käse Kaos)
巨大なチーズの穴に同時にスプーンを入れて、3つのチーズをいち早く取り出すアクションゲーム。皆でゴソゴソやっているのが怪しい。驚異的なスピードでふうかさんの勝利。(Goliath, 2010)
ファーストフード(Fast Food)
1枚ずつ手札をめくって、ペアが出たらすばやくハンバーガーを叩くリアクションゲーム。同じ色の具は続けて取れないというルールがあり、しかも前に取った具は見えないので記憶の要素もある。ハンバーガーコマが押すと「ブッ」というので大笑い。集中力で私の勝利。(Goliath, 2009)

Posted in アンケート

アンケート:GameLink

Q.44:情報誌GameLinkは購読していますか?(2011年4月)

A.毎号欠かさず 47票(24%)
B.興味のある号のみ 28票(15%)
C.購読していない 119票(61%)

隔月刊というハイペースでありながら、きちんと定期刊行されている『GameLink(ゲームリンク)』。ウェブではなかなか読めない海外の最新情報や新作紹介をいち早く届け、また毎号のカードゲーム付録も魅力です。私も「最新ゲーム事情」という連載を、創刊以来担当させて頂いておりますが、ほかの記事の充実ぶりに圧倒されています。
4月のアンケートでは、『GameLink』の購読状況を伺いしました。その結果、当サイトの読者の約4割の方が購読していることが分かりました。高めの価格設定から考えると、なかなか高い割合なのではないかと思います。
ウェブで大方の情報がすぐ手に入る現在、有料な上に発行まで時間がかかる紙媒体は不利ですが、電源を入れなくても気軽にちょっとずつ読めたり、ふと目に入った記事から興味の範囲が広がったり、何年か後に資料として役立ったりと、メリットは少なくありません。次号はパーティゲーム特集です。ちょっと気になったら手にとってみてはいかがでしょうか。
5月のアンケートは、ボードゲームの購入量の変化についてです。近年、国内取扱いアイテム数が増え、ボードゲーム人口も増加しつつあるようですが、読者の皆さんの購入量はどうなっているのか、興味があります。アイテム数の増加やボードゲーム熱の上昇に伴って増えている方、収納問題やほしいゲームがなくなったなどの事情で減っている方、同じペースを守っている方、一番近いものをお答え下さい。なお、「以前と比べて」というのは数年前くらいを想定しております。