グラフ・ルード2011に『ロバの橋』
9月30日、ライプチヒのホビー祭にて、ボードゲームの優れたイラストに贈られるグラフ・ルード(Graf Ludo)が発表され、『ロバの橋(Eselbrücke)』のM.メンツェル氏と、『きかんしゃのぼうけん(Voll in Fahrt)』のA.ユング氏が受賞した。
グラフ・ルードは、ボードゲームの箱絵やコンポーネントの見栄えを、メディア関係者、芸術家、子供を含むボードゲームファンが投票で評価する異色の賞。ファミリーゲーム3点とキッズゲーム3点がノミネートされ、それぞれ大賞が選ばれ、1000ユーロ(10万円)の賞金が贈られる。主催しているのは家族を中心とした生活環境を増進するカール・キューベル基金。
2009年はM.ホフマン、C.シュテファン、M.A.スズキ(『ボニーとクライド』)とG.ズィルヴァイラ(『オオカミと七匹の子ヤギ』)、2010年はO.シュレンマー(『フレスコ』)とR.フォークト(『ヴァンパイアの夜』)の各氏が受賞している。
・Graf Ludo:Gewinner des GRAF LUDO 2011: “Voll in Fahrt” und “Eselsbrücke”
・メビウスゲームズ:ロバの橋
・たっくんのボードゲーム日記:きかんしゃのぼうけん
シュピール’11新作情報:ラベンスバーガー/アレア
★カーサ・グランデ(Casa Grande)
G.ブルクハルト作、2〜4人用、8歳以上、30〜45分。
自分のエリアを確保して建物を建設します。建物の上に屋根をのせて、さらに上の階を作っていきます。屋根をのせるとき、ほかのプレイヤーの建物を使ってもかまいません。そうすることで、両者に利益が入ります。屋根の形はさまざまで、同じ階のどの建物で使うかよく考えて置かなければなりません。最も豪華な建物を作った人が勝者です。どんどん高くなっていく立体の建物が見ものです。
★電子ラビリンス(Das Elektronik Labyrinth)
M.J.コッバート、R.クニツィア作、2〜4人用、8歳以上、45分。
悪い魔法使いによってラビリンスに閉じ込められた魔法使いを助け出し、悪い魔法使いを倒します。魔法の本からは、ラビリンスの住人たちの声を聞くことができ、魔法の宝石のありかや、悪い魔法使いを倒す方法を教えてもらえます(『誰だったでしょう?』と同じく、ドイツ語でしゃべります)。
★11アウト!マスター(Elfer raus! Master)
W.クラマー作、2〜6人用、8歳以上、30分。
カード配置ゲームの古典を、巨匠がリメイクしました。7並べのようにカードを場に並べて早く手札をなくすことを目指しますが、特殊カードが入り勝敗は最後の1枚まで分かりません。
★スコットランドヤード・スイス(Scotland Yard Schweiz)
2〜6人用、10歳以上、45分。
ミスターXがスイスに逃げ込みました。スキーを使ってアルプスの山にも逃げこむミスターXを、うまく捕まえることができるでしょうか。
★プエルトリコ10周年記念盤(Puerto Rico Jubiläumsedition)
A.ザイファルト作、2〜5人用、12歳以上、60〜90分。
今なお高い評価を保ち、世界中で25万セット販売された傑作の発売10周年を記念して豪華版が作られます。これまでの拡張2つが入り、イラストも全て新しくなりました。コインは金属製、建物タイルは厚手でイラストが入っています。65ユーロ。
・Ravensburger
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