Ninety.&ソンタナオリジナルゲームコンテスト(3)
都内のゲーム&カフェバー「Ninety.」(新宿・曙橋)とタイ料理店「ソンタナ」(世田谷・経堂)が7月から共同で行っているオリジナルゲームコンテストについて、第二次審査の結果が発表された。
ゲームカフェ、タイレストランという各店舗の雰囲気に合わせたテーマ、コンセプトで、第一次審査を通過した各店舗7件の作品のうち、ルールブックが送られたものが第二次審査にかけられた。
応募者は伏せられた状態で、作品を審査した結果、各3件が第三次審査に進んだ。通過したのはOKAZU brand、ガーデンゲームズ・樫尾、サークル薫風・佐藤、ジュリアン奥田、ナンプラーズ、ホワイトの各氏。誰がどのゲームを応募したのかを隠すため、五十音順で挙げられている。
今度は10月10日まで、コンポーネント作成用のデータ提出が求められる。これをもとにテストプレイを行い、優勝作品が決定される予定だ。
・Ninety.&ソンタナオリジナルゲームコンテスト
・Ninety.&ソンタナオリジナルゲームコンテスト(2)
シュピール’11新作情報:ルックアウトゲームズ
『アグリコラ』『ルアーブル』で一躍有名になったルックアウトゲームズは、創業10周年を迎えてたくさんの新作を用意しています。
★祈り、働け(Ora et Labora)
U.ローゼンベルク作、1〜4人用、10歳以上、120分。
プロテスタント教会のスローガンをタイトルにしたボードゲームは、『ルアーブル』を発展させた修道院の建設ゲームです。木材やレンガで建物を作り、そこに牧師を置いて効果を使います。建物は自分の地形ボード上に作り、修道院はつなげて作らなければならなかったり、海岸にしか建設できない建物があったりと建設条件があります。また、村を作ることで周囲の建物から得点することもできます。建物の効果で小麦をパンにしたり、ブドウをワインにしたりして、最終的には高得点のアイテム「奇跡」「聖遺物」を目指します。小麦や木材などの資源は、「収穫リング」と呼ばれる円盤で毎ラウンド数が増え、取られるとなくなるシステムを採用しています。
ホビージャパンから日本語版が同時発売されます。
★ザヴァンドールのノーム(Die Gnome von Zavandor)
T.ランズフォークト作、2〜4人用、10歳以上、60〜90分。
日本語版が発売された『ザヴァンドールの鉱山』など、同社のザヴァンドールシリーズの最新作です。魔法使いは功名心が強く、ドワーフは真面目でしたが、ノームは欲張りとして知られています。ザヴァンドールで新たに発見された鉱山から宝石を発掘し、上手に売買してアーティファクトや装飾品を手に入れます。タイミングよく売買して、最もリッチなノームになるのは誰でしょうか。
★封建領主(Feudalherren)
T.ワム作、2〜6人用、8歳以上、75分。
アメリカ人デザイナーによる中世ファンタジーボードゲーム。領主たちが自分の領土を改良し、戦争に備えます。盗賊やブラックドラゴンの襲来に備えて、領土内を防備しておきましょう。ボードは座標になっており、2つのダイスでどこが攻撃を受けるか決まります。
★ローマに栄光あれ(Ruhm für Rom)
C.チュディック作、2〜5人用、12歳以上、60分。
西暦64年、ローマは暴動のため大火に包まれました。夏の休暇から戻った皇帝ネロは、火災で失われた街を再建します。史実に基づく200枚近いカードは、レンガや石材などの資材と、街の門や塔などの建築物になっており、パトロンや職人などの職業を使って出していきます。ケンブリッジゲームズの同タイトル(Glory to Rome)のドイツ語版です。日本語ルール抄訳が公開されています。英語版との比較はこちら。
★ボン・カミロ(Bohn Kamillo)
U.ローゼンベルク作、2人用、10歳以上。
毎年発表されているボーナンザの拡張セット。今年は映画「ドン・カミロ」のパロディです。ライバルのペッボーネ(ペッポーネ)とお互いに邪魔しあいます。
『アグリコラ』では★オランダデッキ(Niederlande-Deck)、★世界選手権デッキ(Weltmeisterschaftsdeck)が発売されます。
・Lookout Games
・シュピール’11新作情報