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「検証機」で3桁のコードを推理『チューリングマシン』日本語版、8月11日発売

すごろくやは8月11日、『チューリングマシン(Turing Machine)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:Y.ルヴェ&F.グリデル、イラスト:S.ビゾス、1~4人用、14歳以上、20分、6270円(税込)。

非電源マシンの「検証機」に上手に質問して、秘密の3桁コードを他のプレイヤーよりも先に特定することを目指す推理ゲーム。オリジナルは2022年にスコーピオンマスク社(カナダ)から発売された。昨年のエッセン・シュピールにてスカウトアクションで1位を獲得し(『キャット・イン・ザ・ボックス』『トライブス・オブ・ザ・ウィンド』と同率)、アメリカ・テーブルトップゲーム賞カジュアルゲーム部門受賞、フランス年間ゲーム大賞中級部門ノミネート、ゴールデンギーク賞ソロゲーム部門受賞、同イノベーティブ部門ノミネートなど高く評価されている。

同時プレイでゲームは進行する。各自3桁の数字を作り、「検証機」と呼ばれる特性判定の仕掛けに通すことで、「桁ごとの大小関係」や「同じ値を持つ桁の有無」などの断片情報が得られる。早いラウンドかつ、少ない判定回数で正解にたどり着いたプレイヤーが勝者となる。

数字カードにはたくさんの穴が空いており、3枚重ね合わせて判定カードに重ね合わせると判定されるのが「検証機」の仕組み。初級から上級まで32問に加え、特殊なルールを加えた「エクストリーム」「ナイトメア」モードの設問を15問収録。さらにウェブアプリでは「デイリーチャレンジ」など700万通り以上の設問に挑戦できる。

内容物:マシンタイル 1枚、パンチカードホルダー 1個、パンチカード 45枚、要件カード 48枚、判定カード 95枚、考察シート 50枚、衝立 4枚、ホワイトボードマーカー 1本、日本語説明書 1冊

すごろくや:チューリングマシン

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書籍『ボードゲームが人を変える、まちを変える』8月1日発売

公職研は8月1日、『ボードゲームが人を変える、まちを変える』を発売する。著:飯島玲生・石神康、A5判140ページ、2200円(税込)。

社会の諸問題を解決することを目的とし、国内だけで400タイトル以上もある「シリアスゲーム」のガイドブック。著者は上原一紀氏(NPO法人サービスグラント)、飯島玲生氏(エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所)、石神康秀氏(ゲーミフィ・クリエイティブマネジメンツ)で、千葉商科大学での講義「シリアスゲームデザイン」をベースに、ゲームの活用事例や学生の作品なども紹介しながら、オリジナルゲームのつくり方を6つのステップにわけて解説する。

はじめに基礎編としてシリアスゲームの効用や活用事例を紹介した後、実践編としてシリアスゲームの作り方を「社会課題の構造化」「『テーマ』と『メッセージ』の設定」「『体験』の設計」「『場面』の設計」「プロトタイプの作成」「テストプレイの実施」というステップで説明。実際に大学講義で作られたシリアスゲームづくりを例示する。

発売にあたって8月5日、千葉商科大学(市川市)にて誰でも参加可能な「シリアスゲーム体験会」が行われる。著者が一同に会して書籍紹介を行うほか、「東京23区の政策」「地域ごとのゴミの分別の違い」「児童虐待の現状およびその解決方法」などをテーマにした5種類のゲームを体験できる。14:00~16:00、参加無料。申込みはウェブにて前日まで。

公職研:ボードゲームが人を変える、まちを変える