時計針の上の戦い『ヒッコリー・ディッコリー』日本語版、8月31日発売
アークライトゲームズは8月31日、『ヒッコリー・ディッコリー(Hickory Dickory)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ウェスト、イラスト:S.ミュラー、1~4人用、10歳以上、60~120分、8800円(税込)。
カッコウ王が主催するネズミたちの宝探しゲーム。時計が夜中の12時になるまで、時計の長針をわたってアイテムを集める。プラッドハットゲームズ(アメリカ)から今年発売された作品で、デザイナーのウェストはこれがデビュー作。
能力と運搬量の異なるネズミ4匹のチームをカッコウ時計の決められた時刻においてスタート。長針を5分ずつ回し、長針の上に乗りこんだり、長針から降りてその時刻のアクションを行ったりしてアイテムを集めていく。手番制ではなく、針の上にいるネズミと、その時刻にいるネズミがアクションを行う仕組み。
集めたアイテムはクエストカードや収集品ボードでセットにして得点化する。長針が1周するとラウンド終了となり、短針が7時から5ラウンドで12時になったらゲーム終了。
長針に乗れるネズミのサイズには上限があり、ぎゅうぎゅう詰めになってしまうと、前から乗っていた先頭の誰かが落とされてしまう。2スペースを占拠するスカベンジャー、別の時刻に飛び移れるスカリアー、より多くのアイテムを探索できるスポッター、ワープできるスキャンプがおり、それぞれのネズミの特性を加味して、欲しいアイテムを先取りしよう。
内容物:ルール説明書 1冊、時計ボード 1枚、時計の針 1セット、長針ブロッカー 2個、くさりボード 1枚、サイドボード 2枚、収集品ボード 4枚、袋 1枚、プラスチックタイル 93枚、アクションマスタイル 12枚、ネズミカード 16枚、ネズミコマ 20個、クエストカード 12枚、褒美カード 13枚、ネコのダイス 1個、手番表ブロッカー 2個、トークン&マーカー類 16個、ルール早見表 2枚、組み立てシート 2枚(カードサイズ(大)75×101㎜、(小)40×63㎜)
カルカソンヌ日本選手権2023、道下魁氏が優勝
第12回となるカルカソンヌ日本選手権2023(主催・メビウスゲームズ、実行委員会)が7月22日(土)、すみだ産業会館にて開催された。33回の全国各予選の成績優秀者とシード選手が参加し、道下魁氏が優勝に輝いた。
ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選6ゲームの成績で上位8名が準々決勝に進出し、うち4名が準決勝、そして2名が決勝へと勝ち進む方式。昨年まで5回優勝している望月隆史氏は「一旦殿堂入り」として出場しなかった。
大阪のプログラミング講師で、ボードゲーム教室も開いている道下氏は決勝初進出。昨年日本代表の来住野曉氏を下して日本一となった。世界選手権への出場権と、15万円の渡航費補助が贈られる。
第17回カルカソンヌ世界選手権は10月7日(土)にエッセン・シュピール会場内にて開催される予定で、現在までに約30カ国がエントリーを表明している。
歴代日本代表の世界選手権における成績は望月隆史氏(優勝、準優勝、準々決勝進出、11位)、藤本巌郎氏(優勝、準々決勝進出)、小向真之介氏(準優勝)、村田大輔氏(5位)、来住野曉氏(6位)、月形祐輔氏(7位)、根岸丈氏(18位)、岩村響氏(25位)と、好成績を収めている。
(写真提供:メビウスゲームズ)