商品交易と株売買のバランス『東インド会社』日本語版、9月22日発売
ムーンスリーは2023年秋、『東インド会社(East India Companies)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.リブロー、イラスト:G.タヴェルニエ、2~4人用、14歳以上、90~120分、8800円(税込)。
アタリア社(フランス)から2022年に発売された作品。国内ではメビウスゲームズが輸入版を取り扱っている。イギリス・フランス・オランダ・スウェーデンの東インド会社を経営して、インド・東南アジア・中国へ船を出して商品を仕入れ、ヨーロッパで販売し利益を得て事業を拡大していくゲーマーズゲーム。デザイナーは『ヴィルトゥ(2021)』に続き2作目のリブロー。
ゲームは5ラウンドで行い、資産を競う。毎ラウンド、エージェント能力をワーカープレイスメントで獲得したあと、株の購入、船の移動、商品の売買を行う。他社との熾烈な競争を制し、東インドの覇者になろう。
商品にはお茶、香辛料、コーヒー、シルクがあり、需要と供給によって仕入れ価格と販売価格が変わる。販売益だけでなく他者の株取引による利益もあり、港の拡張や、最先端の船の導入に使ってさらなる収益を上げていく。商品の購入と株への投資にそれぞれどれくらい振り分けるかの選択、積載量が少なくて速い船と積載量が多くて遅い船の選択が、他のプレイヤーにも影響を与える。
この日本語版が最初となるムーンスリーは、ボドゲイム所属で元ジーピーの中島正太郎氏が立ち上げた個人出版社。『シリト・リミット10』などのゲームデザインスキルと、ジーピーでの編集者経験を活かしてボードゲームの制作・販売を行う。
内容物:ゲームボード 1枚、市場ボード 2枚、船積みトラック 1枚、港タイル 4枚、売上高タイル 4枚、港の拡張タイル 8枚、船タイル 40枚、会社株タイル 28枚、社長株タイル 8枚、代理人コマ 12個、交易所コマ 8個、マーカー 14個、商品コマ 114個、市場ダイス 8個、市場カード 40枚、金貨チップ 120枚、プレイヤーエイド 2枚、時代の終わりタイル 1枚、交易所閉鎖タイル 2枚、代理人カード 6枚、目的地カード 9枚、説明書 1冊(※カードサイズ 44mm×68mm)
ムーンスリー:東インド会社日本語版
UNO+四目並べ『ウノクアトロ』日本語版、7月29日発売
マテル・インターナショナルは7月29日、『ウノクアトロ ならべてフォー(UNO Quatro)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:T.T.キム、2~4人用、7歳以上、4400円(税込)。
『UNO』と同じデザインのタイルを使った四目並べゲーム。同じ色か数字でタテ、ヨコ、ナナメのいずれかに4つのタイルを並べることを目指す。
ボードは7本のトレーを差し込んでできており、手番には手持ちのタイルを上から差し込んでいく。2つのトレーを入れ替えるスワップ、一番下のタイルを押し出すプッシュ、相手のタイルを2枚捨てさせるマイナス2と、『UNO』にならった記号つきタイルでゲームの流れを変えられるが、思わぬ見落としも。
『UNO』の気軽さと共に、どこにタイルを入れ、どのトレイを動かすかという四目並べならではの先読みも問われる作品だ。