拡張付きリメイク『ブリュッセル1893:ベル・エポック』日本語版、9月22日発売
Engamesは9月22日、『ブリュッセル1893:ベル・エポック(Bruxelles 1893: Belle Epoque)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:E.エスプレマン、イラスト:アンモ、2~5人用、14歳以上、45~120分、9900円(税込)。
パールゲームズ(ベルギー)の『ブリュッセル1893』(2013年)をリメイク。パールゲームズは『ロフォーテン』を最後に閉鎖されており、デザイナーが所属するギークアティテュードゲームズ(ベルギー)から今年発売されることになった。アール・ヌーヴォーの黄金時代を舞台に、建築家たちが壮大な家々を建築し、それらを飾る美術品を作り上げるワーカープレイスメントゲーム。
手番には助手を配置して資材を集め、建物を建築し、美術品を作って販売する。建物はアクションスペースに置かれ、誰かが使うたびにボーナスアクションができる。また、著名人の特殊効果もさまざまなものが用意されているが、強いものほど報酬も高い。
ほかにもワーカーを配置した列やエリアでボーナスカードや得点が入ったり、便利なアクションスペースエリアに最も多くワーカーを置いたプレイヤーはペナルティーがあったりと、エリアマジョリティ要素も加わってゲームをより戦略的にしている。
全体的にルールやグラフィックを調整したほか、同梱の拡張「ベル・エポック」では新しい著名人、美術品、資材を加え、スペシャルアクションや終了時目標でプレイ時間はそのままでさらに戦略的なプレイが楽しめる。
ビルに隠れた犯人の追跡劇『シティチェイス』日本語版、10月21日発売
カワダは10月21日、『シティチェイス(City Chase)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.チアッチエーラ&G.マリ、2~4人用、8歳以上、20分、4378円(税込)。
ビルに隠れた犯人を警察が探す1対多のかくれんぼゲーム。イタリア人デザイナーコンビを起用してコーリア・ボードゲームズ(韓国)から2021年に発売された。チアッチエーラには『ワンダーブック』『デッキスケープ』、マリには『ホワイトチャペル』などの作品がある。
5×5に並んだビルがゲームの舞台。警察役のプレイヤーが目を閉じている間に、犯人役のプレイヤーはいずれかのビルにスポーツカーコマを隠す。警察役のプレイヤーは順番に自分のヘリコプターコマを移動するか、ヘリコプターコマの周囲4つのビルのうちいずれかを開ける。これを繰り返して11ターンの間に見つからなければ犯人役が勝ち、見つかれば警察役の勝ちとなる。
犯人役は隣接するビルに移動し、移動の際「痕跡コマ」をビルの中に残していく。警察役はこの痕跡コマを手がかりに、犯人の居場所を推理するが、スタート地点と6歩目以外はマーキングされていないので、その足跡コマはいつ通ったものなのかわからない。
『スコットランドヤード』のような趣向だが、マップが狭く、短時間でよりスリリングな展開が楽しめる。ビルの合間をヘリコプターが飛び回る3Dコンポーネントも雰囲気を盛り上げる。
内容物:ビル 25個(高10個、低15個)、ゲームボード 1枚、ラウンドボード 1枚、車コマ 1個、ヘリコプターコマ 3個、痕跡コマ 11個(青9個、黄1個、赤9個)、遊び方説明書 1枚