ボードゲームレビュー:米米ハンターズ!!(Rice Hunters!!)

令和6~7年、各地で米の買い占めが発生し、米の価格が高騰するという「令和の米騒動」が起こった。猛暑での不作や、訪日観光客による需要増が原因として挙げられているが、メディアが米不足を煽って買いだめが起こった影響が大きい。江藤農水相の「コメは買ったことはない。支援者の方がたくさんくださるので、売るほどある」という発言が批判を浴びて事実上の更迭。後任の小泉農水相は政府備蓄米を放出することで価格の抑制をはかったが、効果は一時的なものにとどまっている。
という社会問題を踏まえて作られたもので、手札を左から読んだのを聴いて、好きなところからカードを取り、「マイ(新米)」か「コマイ(古米)」で得点になるトマトマト風ババ抜きゲーム。ゲームマーケット2025秋に芸無工房から発表された。
「ココマイココマイコココココ」。狙うのは「マイ」である。2枚目、それとも3枚目? 「ココマイ(古古米)」を取ると失点になってしまう。「マイ」の位置は少し推理できるが、「マイコ(舞妓)」「マイマイ(カタツムリ)」が入って紛らわしい。「マイマイ」や「コマイコ(小舞妓)」は終了時に手札にあると失点なので、他の人に引かせたいところ。ババ抜きのドキドキ感もある。
読み方で引っ掛けたり、それを見破ったりと心理的な駆け引きもあるが、まずは「一体、私は何のゲームをやっているのか」と我に返って笑わないことが大切だ。
原案:タレる/ゲームデザイン:北条投了/芸無工房(2025年)
3~6人用/10歳以上/30分
販売:ディスカバリーゲームズ
「これはゲームなのか?展3」2月11日から東京渋谷にて開催
2019年以来7年ぶり3回目となるイベント。都市型ゲームフェス 「SHIBUYA GAMES WEEK 2026」の一部として開催され、19組のボードゲームデザイナーがゲームとアートの境界を揺さぶる「遊び」を展示する。
出展者は赤野工作(模範的工作員)、朝戸一聖(TANSAN)、Atelier Mimir、安藤耀司(なの)、IKE、itten(島本直尚・富岡克朗)、井上明人、佐々木隼(オインクゲームズ)、大山徹・島田賢一、木原共(Other Rules)、椎名隼也・中森源(Xaquinel)、Zennyan、田中英樹、常春(トキキル)、ニルギリ(するめデイズ)、ひみつり、明地宙、mor!、米光一成の各氏。
目隠しで車に乗せられ見知らぬ場所に放置される「迷子になるゲーム」、一冊読まないと出られない牢獄「独房書房」、モニターに映し出される女性と会話をして付箋でメモを残す「記憶喪失の女」などが体験できる。会場定員・各ゲームの定員があり、当日開場30分前から整理券アプリで受け付ける。