スイスゲーマーズ賞2013に『ロビンソンクルーソー 呪われた島の冒険』
スイスのボードゲーム普及団体「ルデスコ」は、3月7~9日に行われたボードゲーム祭にて、スイスゲーマーズ賞(Swiss Gamers Award)2013を発表した。国内のボードゲームサークルによる人気投票で、『ロビンソンクルーソー 呪われた島の冒険(Robinson Crusoe: Adventure on the Cursed Island)』が1位に選ばれた。
スイスゲーム賞(Schweizer Spielepreis)に代わって始まったゲーム賞の4年目。サークル単位でベスト5を年末に挙げ、上から8,5,3,2,1点として集計して翌年に発表する仕組みで、2010年には『世界の七不思議』、2011年は『ローマに栄光あれ』、2012年は『ツォルキン:マヤ神聖暦』を1位に選んでいる。
今年の1位に選ばれた『ロビンソンクルーソー 呪われた島の冒険』はポーランドの作品で、限られた日数のうちに無人島シナリオを協力してクリアするボードゲーム。2012年に発売され、ドイツ、アメリカ、フランス、ロシア、イタリアの各国語にもなっている。日本ではテンデイズゲームズが少数販売したが、現在は取り扱いがない。
2位には1点差でエジプト種族が戦うフランスのボードゲーム『ケメト』、3位には昨年のエッセン・シュピールで話題となったドイツのボードゲーム『ロシアンレールロード』が選ばれた。日本発のカードゲーム『ラブレター』が5位に入っているところが注目される。
【スイスゲーマーズ賞2013】
1位:ロビンソンクルーソー 呪われた島の冒険(Robinson Crusoe: Adventure on the Cursed Island)29点
2位:ケメト(Kemet)28点
3位:ロシアンレールロード(Russian Railroads)18点
4位:ボラボラ(Bora Bora)18点
5位:ラブレター(Love Letter)16点
・Swiss Gamers Award:Rusultate 2013
『エルドリッチホラー』日本語版、4月26日発売
アークライトは4月26日、クトゥルフ神話をテーマにした協力ゲーム『エルドリッチホラー(Eldritch Horror)』日本語版を発売する。1~8人用、14歳以上、120~240分、7344円。
マサチューセッツ州アーカムを舞台に、邪神たちの復活阻止を目指す協力ゲーム『アーカムホラー』の続編で、オリジナル版は2013年にファンタジーフライト社(アメリカ)から発売された。今度の舞台は、世界だ。
突如、世界中に出現した異世界へのゲートや奇妙なモンスターたち。遥かな奥地を調査し、影に潜む悪夢のような生きものと戦い、古の謎を解き、エンシェントワンを葬るといったさまざまなクエストを、プレイヤーたちは協力して解決していく。クエストは列車や船を使って南極やアマゾン奥地、アーカムや東京などに移動して解決する。星座表に記された星辰の並びにより、各地のゲートからモンスターがあふれてきたり、時にはクエストの指示によりルルイエが浮上してくることも。より一層のチームワークが不可欠となる。
クエストカードの導入でより深い物語性を楽しむことができるようになり、戦闘システムも一新されている。クトゥルフ神話の世界観にどっぷり浸かれる、重厚なボードゲームだ。
・アークライトゲームズ:エルドリッチホラー完全日本語版