『街コロ』8ヶ国で発売予定
サイコロを振って街を広げる日本のボードゲーム『街コロ』(当サイトのレビューはこちら)が、8ヶ国で発売される予定であることが分かった。
昨年のエッセン・シュピールにヤポンブランドから出展されたことから海外の出版社が注目し、一気に広がった。発売を予定しているのはムーンスターゲームズ(フランス/韓国)、フォックスゲームズ(ポーランド)、ユープレイ(イタリア)、そしてコスモス(ドイツ)の各社。5月から9月にかけて発売となる。
ムーンスターゲームズは過去にも『ストリームス』、『キャット&チョコレート(Texas Zombies)』、『薮の中(Hattari)』と多くの日本ゲームを手がけている。『街コロ』は”Minivilles(小さな街)”というタイトルで発売される。
このほか、まだ出版社は発表されていないが英語、ロシア語、スペイン語で発売されることが決まっており、またオランダ語、北欧諸語、中国語に関しても交渉中だという。これで発売が決定している国が8ヶ国、交渉中も含めれば11ヶ国以上での発売となる。
また、『街コロ』でけではなく、昨年のエッセン・シュピールで出展されたヤポンブランドの全作品が、海外出版決定または交渉中となっているという。今年は日本ゲーム飛躍の年となりそうだ。
『街コロ』は、オリジナルの日本語版が3500円で入手できる。ショップ検索はこちら。
『サンクトペテルブルク』再版、貴族モデルを募集
ハンス・イム・グリュック社(ドイツ)は、絶版になっているボードゲーム『サンクトペテルブルク(Sankt Petersburg)』の再版を計画し、従来にない試みを行っている。
ロシアを舞台に、職人・建物・貴族のカードで得点を競うゲームが、今年で発売10周年を迎える。今年になって最初に行われたのは、箱色のアンケート。青・白・赤・緑の中から、どの色がいいかをウェブでアンケート調査した結果、緑が選ばれた。
現在行われているのは、貴族カードのモデルにするボードゲーム業界の有名人投票だ。イラストを新たに描き起こすにあたり、デザイナー、イラストレーター、その他ブロガーやジャーナリスト名を投票する。投票ページには、このボードゲームの作者であるM.トゥメルホファーことB.ブルンホファー・ハンス社長のイラストが掲載されている。
さらにこの再版プロジェクトは、ハンス社初となるクラウドファンディングで資金を集めることになっている。ドイツのボードゲームショップ、シュピーレ・オッフェンシヴにて3月21日からスタートする予定だ。
・Spiele-Offensive:Sankt Petersburg Abstimmung / Vote
・メビウスゲームズ:サンクトペテルブルグ