カテゴリー: ひ
ヒストリーオブ自民:シゲル疾風編(History of Jimin)
1票の相場は5億円 吉田茂から石破茂まで、9つの時代(ラウンド)にわたって自分に割り当てられた人物に票を集めて総裁を目指す。社会派ボードゲームデザイナー、北条投了先生の昨秋の新作。票の売り買いは億円単位、交渉自由、特殊能力や政局カードによる逆転(またはお金を払っての阻止)もあり、3時間かかったけれど…
ビアパイオニア(Bier Pioniere)
ビールを配達するまでの長い道のり 1850年頃のドイツで、アルトビアしか作れないビール醸造所を発展させ、さまざまな注文に応じて出荷し、名声を競うワーカープレイスメントゲーム。2018年に設立されたドイツのボードゲーム出版社の作品で、今年ドイツ年間エキスパート大賞の推薦リストに選ばれた。 メインアクシ…
ビバレッジ(Beverage)
強気の資金繰りと積極的な投資 清涼飲料水会社のCEOとなって飲料を販売し、スポーツスタジアムに出資して知名度を競うマネージメントゲーム。ゲームマーケット2019秋にKONOMISTから発表された同人作品を、アソビションがキックスターターで製品化した。リスキーな資金調達と、資金も人員もカツカツのワーカ…
ピッツァ・ラバッツァ(Piazza Rabazza)
急いで間違えず届けよう! ゼンマイ式の振り子で街全体が揺れる中、指定されたお客様にピザを配達するゲーム。こだわりのコンポーネントに定評のあるツォッホ社(ドイツ)の製品で、フイゴを使う『海賊ブラック』のホフマンと、ビー玉を使う『魔法の山』のシュリーマンという、ギミック系に強いデザイナーコンビが制作した…
ビクトリー(Victory)
コーナーで止まられるとジャマ バーストしないようにダイスを振るランドルフのレースゲーム。こういうと『ウミガメの島』を想起させるが、『ウミガメの島』のオリジナル版『カンガルー(Känguruh)』が1974年で、この作品はその2年後に発売されている。イカしたパッケージとタイトルは、現代ボードゲームの草…
ピクチャーズ+オレンジ拡張(Pictures: Orange)
それ自体がアート ドイツ年間ゲーム大賞を授賞した写真当てゲーム『ピクチャーズ』に、2つの表現方法を加える拡張セット。追加の写真と得点計算用紙も付属し、6人でプレイできるようになる(やろうと思えば7人プレイもできる)。 16枚のアクリルタイルは幾何学模様が施されており、4×4のサイズの額縁に並べる。…
ヒーフー!!(Hii Fuu!!)
「フー」できたと思ったらもう「ミー」 ちょうど2トリック取ったら得点になるトリックテイキングゲーム。ゲームマーケット2021大阪で発表され、当サイトの新作評価アンケートで票数1位となった注目作である。 配られたカードから9枚を選んでスタート。ちょうど2トリック取れるようにカードの色を調整したり、強い…
ビス20(Biss 20)
全集中と一体感 1~20までカウントアップしながら、それぞれの数字で決められたリアクションをするゲーム……それだけだったらありがちだが、これを全員が間違えないことを目指す協力ゲームにした。緊張とともに、異常な一体感が生まれる作品。 課題はひとつずつ追加される。最初はランダムに引いたカードの数字が入…
羊と花畑(Sheep & Garden)
町外にも家あり、湖上に木あり となりの人と共通の目標をもって牧場や花畑を広げる半協力型のタイル配置ゲーム。『リトルタウンビルダーズ』のStudio GGが『グッズメイカー』とともにゲームマーケット2020秋で発売した。『カルカソンヌ』と『ふたつの街の物語』をいいとこ取りして、比較的短いプレイ時間に収…
ピクチャーズ(Pictures)
これでもう完成? 積み木やひもなどで写真を表現し当ててもらうゲーム。『コンコルディア』『ナヴェガドール』などM.ゲルツのゲーマーズゲームをリリースしてきたPD出版にしてはいきなりの毛色の違う作品だったが、今年のドイツ年間ゲーム大賞でノミネートされた(大賞発表は20日)。 写真カードを4×4枚に並べ、…