ホビージャパン、5月の輸入リストを発表
ホビージャパンは今月発売予定の輸入ゲームリスト1タイトルを発表した。外国語版に日本語ルールが添付される。
女海賊 鄭夫人(Madame CHING)
B.カタラ、L.モーブロン作/ハリケン(スイス)
2~4人用/8歳以上/約30~45分/6,000円(税別)
女海賊の鄭夫人(ていふじん)は、清の時代19世紀頭の香港近海を荒らしまわった世界で最も有名な女海賊。この女海賊をテーマにした手札マネージメントゲームだ。海賊船を率いて南シナ海を荒らしまわろう。
プレイヤーは各自4枚の手札をもってゲームを始める。カードには1から50のいずれかの数字が記されており、カード上辺には色があるほか、いろいろなアイコンもついている。手札からそれぞれカードを1枚伏せて出して同時に公開し、ゲームボード上の船を右に動かし、その後で場札からカードを補充していく。
出したカードは小さい順に並べられ、航海ルートを作る。つなげたカードの色が同じだったら船はそのまま右に移動しますが、違う色だと、右下にななめ移動してしまう。こうして航海が続けられなくなったら清算。その場所にある船タイルに応じて、宝石などの得点が入る。
地図には場所に応じて点数が記されており、下かつ右に行けばいくほど点数は高くなりますが、違う色のカードのつながりを作るのは難しい。右下の最遠のマス・香港に最初に到達して略奪したプレイヤーにはボーナスが与えられる。
フランスの人気ゲームデザイナー、カタラとモーブロンの黄金コンビ(『ミスタージャック』『クレオパトラと建築士』『ダイスタウン』)による新作ボードゲームの登場だ。
戒名じろう
サイ企画のオリジナルもんじろうで製作してもらったサイコロである。雲、月、清、照、心など、戒名でよく用いられる漢字を144文字ピックアップ。24個のサイコロにしたためた。このような解説文を付けている。
戒名は死後、お坊さんにつけてもらうものだと思っている方が多いようですが、本来は生前に頂くものです。過去の自分から生まれ変わって、清らかな毎日を送ることをお釈迦様に誓います。『戒名じろう』は、戒名を頂く師僧に巡り会えない方のために製作されました。自分がかくありたいと思う文字を選んで、その戒名にふさわしい人生を送るよう心がけて下さい。
先日、ぼどばらを聴いていたところ、「戒名は長いほどお布施が高くなる」という話が出てきた。院号は、お寺に貢献した方に感謝のしるしとして差し上げるものだから、貢献するように要求するのも、感謝のしるしを目当てに貢献しようとするのもおかしいことである。そして院号のない4文字は仏教徒である証、ブッディストネームであって、死後の免罪符でもないし、見栄っ張りのアイテムでもない。要するに戒名は売り物ではない。そういった戒名に対する誤解があって、誰にでも開かれているはずの仏門が閉ざされているのは誠に悲しむべきことである。
そこでこの『戒名じろう』。自分で自分や家族の戒名を作ってみることのできるツールである。サイコロを振ってもいいし、自分で回してみてもいい。気に入った4文字に「居士」や「大姉」などをつけて、6文字の戒名を作り、紙に書き留めておく。そしてその戒名にふさわしい毎日を生きるように心がける。このようにお坊さんにつかないで自ら戒名を決めることを「自誓受戒」という。
冗談で言われるので補足しておくと、プロの使用は想定していない。実際には文字の組み合わせや順序にいろいろな決まりがあるので、このサイコロで生成される戒名は実用に耐えるものではない。だからといって、冗談アイテムでもない。動機は至って真面目である。よりよく生きるための励みとしてほしい。
実費(1部1750円+送料)で頒布します。ご興味のある方は下記フッターのメールアドレスまで。