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第4回カルカソンヌ日本選手権、望月隆史氏が優勝

今年で4回目となるカルカソンヌ日本選手権が8月17日(日)、東京・江東文化センターにて開催された。全国26箇所の予選を勝ち抜いた40名が参加し、予選6回戦、準決勝、決勝を行った結果、名古屋代表の望月隆史氏が優勝した。
ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選の成績で上位4名が準決勝に進出し、1位対4位、2位対3位で対戦した。この準決勝を予選1位の岩村響氏、予選2位の望月隆史氏が順当に通過し決勝で対決。昨年のチャンピオンで日本代表の岩村氏を、望月氏が破って優勝を手に入れた。一昨年のチャンピオンである村田大輔氏が3位。2人の元日本代表を破っての優勝である。
優勝した望月氏には、世界大会への参加渡航費用として15万円が贈られた。10月にドイツ・エッセンで行われる世界選手権に日本代表として参戦する。
今回は初めて、「カルカソンヌカーニバル」というファンイベントが行われ、白タイルプレゼント、ミープルデコレーション、巨大タイル、キッズコーナー、大展示会、フル拡張入りの盤面作り、日本チャンプサイン会、ミュージック、関連書籍展示販売、カタパルト選手権といったミニイベントが行われた。

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リヒャルト・リッターシュラーク(Richard Ritterschlag)

そう簡単に活躍させない
リヒャルト・リッターシュラーク
騎士見習いのリッターシュラーク君が、お姫様を助けたりドラゴンを倒したりするクエストをこなして一人前になることを目指すタイル配置ゲーム。2014年のドイツ年間キッズゲーム大賞にノミネートされた。
騎士のクエストはドラゴンを退治する、お姫様を助ける、盗賊を捕まえる、宝を見つける、大男を降参させる、魔女を狩るの6つ。このうちプレイ人数によって4~6枚のクエストタイルをもつ。
手番には三角形のタイルを引いて、絵柄が合うように配置する。このとき、色のついたマスが揃えば、手持ちから同じ色のタイルを置くことができる。手持ちのタイルを全て置ききった人の勝ち。
番上にいるコマはお助けキャラのラートロスさん。このタイルに隣接してタイルを置くともう一手番できる。
絵柄が合えば置ける、合わなければ置けないというだけなので、小さな子供向けかと思ったが、大人が遊べばタイルの配置の仕方がえぐい。自分のときに合わなければ、ほかの人が合わせられないように厳しい置き方をする。『カルカソンヌ』の都市をめぐる攻防のようだ。
そういったわけで手番には1枚置けるかどうかという攻防が続いていたが何と、劣勢だったkarokuさんが最後の最後で一挙に2枚置いて逆転勝利。ドラマチックな幕切れだったので満足。
Richard Ritterschlag
J.ツィルム/ハバ(2013年)
1-4人用/5歳以上/10分
国内未発売