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『ウィンターテイルズ:冬物語』日本語版、6月中旬発売

ウィンターテイルズホビージャパンは6月中旬、イタリアのストーリーテリングゲーム『ウィンターテイルズ:冬物語(Winter Tales)』日本語版を発売する。3~7人用、14歳以上、90分、5800円(税別)。
アルヴェ・パヴォ社(イタリア)が2012年に発売した作品を、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクした。体制側の「冬」と、反逆者側の「春」という陣営に別れ、カードの絵から連想される物語を、自らの想像力により語り膨らませることで、協力して物語を綴っていく。
自分の手番にはアリス、ドロシー、ブリキマン、白雪姫、くるい帽子屋などのキャラクターを使い、選んだクエストをそのキャラクターがどうやって達成するか、ストーリーカードのキーワードを使って話す。ほかの人もキャラクターを加えてその物語に割り込み、ストーリーカードをより多く使った陣営が勝利する。戦闘や罠を仕掛けて相手陣営を妨害することもでき、多様でドラマチックな展開が生まれる。ストーリーテリングゲームとしては『ファブラ(2010)』があるが、ボード上の位置取りなどの要素を加え、より戦略的な作品となっている。
アルヴェ・パヴォ版は輸入版をゲームストア・バネストが取り扱っており、また日本語ルールも公開されている。珍しいタイプのボードゲームなので、興味のある方は日本語ルールを一読しておくとよいだろう。
Fantasy Flight Games:Winter Tales
ウィンターテイルズ

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カナイセイジの『Gods’ Gambit ~神々の一手~』6月14日発売

God's Gambitアークライトは6月14日、日本人デザイナー・カナイセイジ氏の新作カードゲーム『Gods’ Gambit ~神々の一手~』を発売する。緒方剛志イラスト、2~6人用、10歳以上、20分、2500円(税別)。
『ラブレター』の各国語版が発売され、世界中のボードゲーム愛好者から高い人気を集めているカナイセイジ氏の新作。先日の超ゲームマーケット(TGiWニュース)でテストプレイが行われた。プレイヤーは堕ちた神々の一柱となり、場札と同じ地域(色)もしくは同じ問題(数字)の従僕・自分の化身などを手札から出すことで、善行を積んでいく。最も早く手札をなくした神が天界に戻ることを許されるが、そのためにはほかの神々の邪魔もしなければならない。争いを勝ち抜くのは誰か?
カナイセイジ氏の得意とする特殊効果が目白押し。ほかのプレイヤーにカードを引かせたり、自分に押し付けられたマイナス効果を打ち消したり、さらにほかのプレイヤーに渡したりする。「喇叭吹き」が4枚公開されるとラウンド終了。サドンデスのスリルも楽しい。
アークライトでは、この作品を新しいブランド「SWITCH GAMES」の第一弾とし、日本人ゲームデザイナーの作品に本格的に取り組む。夏には川崎晋氏の名作コミュニケーションゲーム『クイズいいセン行きまSHOW』(TGiWレビュー)の発売も予定されている。
God's Gambit(コンポーネント)