私の世界の見方・日本版(Wie ich die Welt sehe…Japanese Ed.)
笑える度パワーアップ
お題の空白部分に合うカードを出して、親に選んでもらうことを目指すスイスの大喜利系ゲーム。これまでドイツ語版がラベル付きで日本に輸入されていたが、今秋テンデイズゲームズが日本版を発売した。大量のカードにラベルを貼る手間がなくなっただけでなく、お題カード、単語カードが日本人向けにローカライズされたことで、今まで以上に腹を抱えて笑える展開が生まれるようになった。
親がお題カードを読む。「○○!もう夢中!」ほかのプレイヤーは、親が気に入ってくれると思われる回答カードを裏向きにして提出。これに山札から1枚加えて混ぜる。ある程度筋の通ったものを選ばせるのと、誰が出したか分からないようにするためだ。
「美しい叔母」「強烈なにおいの漢方薬」「新じゃが」「バールのようなもの」「庭いじり」「発情期の猫」といった答えが出てきた。親はただ読み上げるだけでなく、ひとつひとつコメントやツッコミを入れたりすると盛り上がるだろう。そして自分に一番しっくり来るものを1つ選ぶ。選ばれた人は得点が入り、次の親になる。ここでもし、誰も手を挙げなかったとすると、山札から1枚加えたカードを選んだことになり、以前に獲得した得点を返上しなければならない。
日本版も出た『アップルトゥアップル』と最も異なるのがこのダミーカードルールだ。このダミーカード、結構いい仕事をしてくれて、優れたセンス(?)で親を惑わせる。「この中にダミーカードがあるとは思えん」「これはダミーカードじゃない?」「よし、これに決めた!・・・(誰も手を挙げない)・・・えっ、ダミーカードなの~?!」3連続でダミーカードを選んでしまうということも。
すでに発売されてから3回遊んでいるが、ドイツ語版より笑えるのは間違いない。回答が読まれるときだけでなく、回答を選ぶ時点から笑い崩れてしまう人もいる。ルール説明がすぐ終わるので、初心者でもすぐ楽しめるし、飲みながら遊んでもいい。これまで以上に繰り返し遊ばれる作品になるだろう。
Wie ich die Welt sehe…
U.ホシュテトラー/ファタモルガーナ(2004年)+テンデイズゲームズ(2015年)
2~9人用/10歳以上/30分
テンデイズゲームズ:私の世界の見方
秋葉原に人狼用プレイスペースオープン
12月1日、秋葉原に人狼ゲーム用のレンタルプレイスペース「アキバ人狼館」がオープンした。JR秋葉原駅徒歩3分、24時間営業、休日なし、何人でも1部屋1時間3,000円。
イエローサブマリン、ロール&ロールステーション、シャッツキステ、秋葉原卓ゲー部など、ボードゲームを遊べるプレイスペースがひしめく秋葉原に新たな形態のプレイスペースが誕生した。シェアルーミングサービスを採用した無人営業になっており、受付なし・支払いはカードで、スマートフォンでドアを開くようになっている。
10~16人が入れる、大きな声を出して議論できる、ゲームから外れたプレイヤーがくつろげる場所がある、プレーヤー同士の声が聞こえやすい、駅から近い、ネットで当日でも予約できるなど、人狼ゲームが遊びやすい条件を揃えた。古びた洋館風の内装とアンティーク家具が雰囲気を盛り上げる。
禁煙だが飲食物の持ち込みは可能。また人狼ゲームだけでなく、カードゲーム、ボードゲームの利用もできる。予約はホームページから。
・アキバ人狼館