タイルのレイアウトを推理『アーキオロジック』日本語版、12月22日発売
Engamesは12月22日、『アーキオロジック(ArcheOlogic)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:Y.ルヴェ、イラスト:P.デトラ、1~4人用、12歳以上、40分、5500円(税込)。
山奥に眠る古代都市の構造を、考古学者たちが解読する推理ゲーム。『チューリングマシン』のルヴェのデザインでルドノート(フランス)から今秋に発売された。「アーキオスコープ」という解読機を使ってタイルのレイアウトを当てる。
都市を形作る建物は6つのポリオミノタイルからなり、各自衝立の裏でヒントをもとにレイアウトを再現する。アーキオスコープには特殊な構造の穴が多数空いており、暗号カードを重ねると2〜3つの穴ができて情報を得られる仕組み。手番にはアーキオスコープを用いて質問を行うか、正解が分かったと思ったら正解の確認をする。
手番はタイムトラック方式。詳細な情報を得られる質問には多くの時間がかかり、それだけ手番が回ってこなくなる。質問の仕方を考えて、他のプレイヤーが持っていない情報を手に入れ、いち早く正解を目指そう。
内容物:都市ボード 1枚、ファインダートークン 1枚、開始時手かがりホイール 1枚、アーキオスコープ 1枚、暗号カード 28枚、ついたて 8枚、地図ボード 4枚、建造物タイル 24枚、時間マーカー 4枚
クニツィアの金争奪戦『ゴールドラッシュ』日本語版、1月5日発売
サニーバードは1月5日、『ゴールドラッシュ(Goldrausch)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:別府さい、2~5人用、8歳以上、15分、2860円(税込)。ゲームマーケット2023秋にて先行発売される。
オリジナルは1990年、ハンス・イム・グリュック(ドイツ)から発売され、第1回のドイツゲーム賞で5位になったクニツィア作品。アウト・オブ・ザ・ボックス(アメリカ)による『ゴールドディガー』(2002年)以来のリメイクとなる。キャラクターに金を割り当てて所有権を競う。
手番には山札からカードを1枚めくって場に並べるだけ。キャラクターカードならば決められた列に置き、金カードならば好きな列へ。キャラクターカードを置いたとき、その列に自分のチップを置いて所有権を主張できる。
カードが全部置かれたらゲーム終了となり、列ごとにいくら儲かったかを計算し、チップを置いている人で分け合って収入となる。これを4ラウンド繰り返して一番儲けた人の勝ち。
先にチップを置いて、その列に金カードをどんどん置いて育てていきたいところだが、あまり儲かりすぎると他の人が鉄くずカードを押し付けてくるかもしれない。しかし儲かっている列にチップを置こうにも、そのキャラクターがこないとチップを置けないから、ラウンド終了までチップを置けないままになってしまうかもしれない。チップを置くタイミングをめぐってクニツィアらしいジレンマが味わえる。
新版では全アートワークを別府さい氏が描き下ろししたほか、2人用のルールが追加されている。