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ニュルンベルク’17:ツォッホ

お尻にノミ(Floh am Po)
デザイン・P.ヴィヒマン、イラスト・V.ボーデン、2~4人用、4歳以上、15分。
犬に乗ったノミたちは楽しそうです。快適で早い犬バス。ノミたちが毛皮に移ると、四足の仲間が通りを駆け抜ける。こうしてスピードは上がり、犬の飼い主たちは忠実な飼い犬の首輪と尻尾の間に乗客をくっつけてダイスで競争するのだ。
滑稽で子どもでも遊べてとてもエキサイティングなカラーダイスゲーム。
タブラ・ラサ(Tabula Rasa)
デザイン・B.J.ギルバート&T.ベンジャミ、イラスト・V.ボーデン、2~5人用、8歳以上、30分。
冷たい料理をめぐる熱き戦いが始まった。香ばしいチーズ、ボリュームのあるピザ、クリームたっぷりのトルテが用意されている。自分のお皿においしい料理を乗せられるのは、ダイスで同じ出目を最も多く出したプレイヤーだけ。チーズを持ち帰るためには、競争相手の飽くなき食欲に勝らなければならない。
獲得したチーズ、ピザ、トルテの切れはしを再び一枚にまとめれば、勝利のチャンスがあるだろう。
ダイスを振るたびに究極の選択が待っている。ほかの競争相手と共に豪華な食事を目指すか、それとも静かな場所で邪魔されずに控えめな食事を取るか?
ターゲット(Targets)
デザイン・W.フォルスト、2~6人用、8歳以上、15~20分。
2015年にブラックロック出版から発売された同タイトルのドイツ語版。自分のダイスを重ね、そこから弾いて、中央のターゲットにうまく乗ることを目指す。ターゲットにうまく乗っても、ほかのプレイヤーがそのダイスを弾き飛ばすかもしれない。こうしてダイスは目の前を飛び交うだろう。
ゲームストア・バネスト:ターゲット
ライネン・ロス!(Leinen los!)
デザイン・A.ランドルフ、2~4人用、6歳以上、20分。
1997年にハバ社から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞でキッズゲーム特別賞を受賞した作品のリメイク。1人がタイマー係となり、2本の棒に八の字を描くように紐を巻きつけている間に、手番プレイヤーがボートを進める。ボートは船体に直接触れず、モーター部分だけを押して進めなければならない。タイマー係が焦らせる間、冷静にブイをくぐってコースを廻ることはできるだろうか?
名古屋EJF:レイネン・ロス
ミッシュ・マッシュ(Misch Masch)
デザイン・B.カッツェンベルガー、イラスト・T.コーテ、2~6人用、6歳以上、20分。
ペリ・ダイル(ペリカン+クロコダイル)、エレ・フィン(エレファント+ドルフィン)といった変な動物たちが登場するカードゲーム。彼らはもとの動物になるべく、尻尾や頭を探している。ほかのプレイヤーより素早く合っているカードを正しい動物の場所に置いて、もとの動物に戻してあげよう。

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第5回ボードゲーム川柳大賞:結果発表!

先月に募集しました第5回ボードゲーム川柳大賞の選考が終わりましたので、結果を発表いたします。今回は前回の1108首を超える1752首と、多数のご応募を頂きました。ありがとうございます。
選考は酢豚さん(豚の鳴き声)、タナカマさん(テンデイズゲームズ)、ふうかさん(ふうかのボードゲーム日記)、メビウスママさん(メビウスゲームズ)、渡辺範明さん(ドロッセルマイヤーズ)、当サイト管理人おので行いました。各自、大賞としてふさわしいと思うものを20首と、個人賞として1首を選び、票数の多かったもの・同票の場合はより上位に挙げられたものを大賞、次点を入賞としました。なお、純粋に川柳の出来で選考できるよう、作者名を伏せて審査しています。
受賞者の方には順次、副賞の贈呈につきましてメールかツイッターのDMで連絡を差し上げますので、ご返信をお願いします。また、入賞作品は当サイトのトップページに年間通してランダム表示されますので、その味わいをお楽しみ下さい。
大賞
 擦り切れた カードタイルに 思い出が(ボドゲ好きカレー屋)
入賞
 こだわりは 昔は「勝ち」で 今は「価値」(バンちゃん)
 嫁の風邪 ここが点数 稼ぎ時(月並いおり)
 ジョーカーを 温存し過ぎて 役目来ず(にーな/Nina)
 「ブームなの?亅 妻の視線が やや軟化(ニョッキ)
 棚よりも 気になる妻の 許容量(ハイライフ)
メビウスママ賞・テンデイズゲームズ賞(ダブル受賞)
 得意げに 彼もダイスも 振る娘(しげのり)
評:潔さを感じるお嬢さんの様子がとてもクールでカッコ良く感じました。今時の女子は何事も自分で選別して勝ち取っていくという強さを感じるライフスタイルの様です。そんないまどき女子の潔さとボードゲームの感覚を上手に17音に読み上げた1首だと思います。(メビウスママ)
恋人同士、夫婦間を主題とした川柳が多数見受けられましたが、そんな中、一番ウィットに富んでいたのが、こちらでした。この川柳のこの子は、きっとゲームも強いんじゃないでしょうか。(タナカマ)
酢豚賞
 アレックス ガンダムじゃないよ ランドルフ(シン・エモン)
評:両方知ってる人がゲーム界隈で少なくなってる気がしますが、それはそれでカジュアル層が入ってきてるってことだし、いい傾向なので良しとする!「キモヲタが おなごかこんで 卓変えず(オフ会王さん)」も自分に刺さりつつパンチがあって割と好きです。
ふうか賞
 ゲーム棚 落ちてたコマに 『君の名は?』(たなやん)
評:ふとした時に思わぬところから出てくるコマ。答えてはくれないけれど、ついつい尋ねてしまいますね。昨年の流行語を上手く取り入れていると感じました。
ドロッセルマイヤーズ『HYKE』賞
 半年後 遊びたくなる ゲームかな(太陽皇子。)
評:確かにそんなゲームが一番いいゲームなんじゃないかと思いました。一見ものすごく普通のことを言っているようで鋭い!
Table Games in the World賞
 君の名を 知らず同卓 もう五年(ナフタレン)
評:よく一緒に遊んでいるのに、しかもアフターで食事まで行ってるのに、本名どころかハンドルネームすら知らないこと、確かにありますね。今さら聞けないもどかしさが伝わってきます。