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『コードネーム:デュエット』日本語版、1月中旬発売

ホビージャパンは1月中旬、ドイツ年間ゲーム大賞の受賞作品のシリーズ新作『コードネーム:デュエット(Codenames Duet)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:V.フヴァチル&S.イートン、イラスト・T.クチェロフスキ、2人以上、11歳以上、15分、3000円(税別)。拡張セットではなく、単独でプレイできる。
『コードネーム』は2016年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、『ピクチャーズ』『ディズニー版』『マーベル版』など展開をしている。本作は今夏に発売されたもので、ルールをアレンジし、2人で協力してプレイできるようにしてある。パートナーと協力して、敵の暗殺者を避けつつ、時間内に味方のエージェント全員と接触しよう。
テーブル上にワードカードを並べ、ヒントをもとに所定のワードを連想で当てるというところは『コードネーム』と同じ。ただし所定のワードは2人でそれぞれ異なり、当てるたびに状況は刻一刻と変わっていく。決められた手番数・失敗数の中で、全てのワードを当てることができたら勝利だ。
2人だけでなく、2チームに分かれてプレイすることも可能。またキャンペーンでプレイできる「ミッションマップ」が入っており、難易度を変えて繰り返しプレイできるようになっている。ワードカードは『コードネーム』と同じデザインなので混ぜて使うこともできる。
TGiWレポート:コードネーム:デュエット
内容物:協力プレイ用の緑のエージェントカード15枚、デュエット専用の両面印刷のキーカード100枚、残りターン数を管理する時間トークン11枚、恐るべき暗殺者カード1枚、ミッション・マップの冊子1冊、カードスタンド1個、ルールブック1部、オリジナルの「コードネーム」と共用できる両面印刷のワードカード200枚(400語)
CodeNamesduetJ2.jpg
ヒント「歯、3枚」。歯から連想されるワードはどれだろう?

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大阪昭和町のボードゲームカフェ「デザート*スプーン」を訪問

大阪・昭和町に移転オープンしたボードゲームカフェ「デザート*スプーン」を訪問し、いくつかボードゲームを遊んできた。
今年もたくさんのボードゲームカフェが全国で開店したが、「デザート*スプーン」は2012年にオープンした古株である。谷町六丁目から移転し、今月3日に再オープンした(TGiWの記事 )。この記事の取材で連絡を取ったところ、管理人の来店企画をするという話になり、ちょうど大阪に行く用事があったのでお伺いすることになった次第である。
昭和町は下町と伺っていたが、交通の便はたいへんよく、日本一高いビル「あべのハルカス」のある天王寺駅から地下鉄御堂筋線でたった一駅である。コンパクトシティ感がすごい。路地裏に入ると閑静な住宅街で、5分ほど歩くと床屋の隣に「デザート*スプーン」はあった。2階建ての昭和民家を改造した一軒家で、オーナーの加藤亮さんの風貌とあいまって懐かしさが漂う。
すでに店内では数名がボードゲームを遊んでいたが、続々人が集まってくる。筋金入りのボードゲーマーから、最近初めて急速にハマってきた人、近所に住んでいる常連さんから初めての方までさまざまだが、もうボードゲームが始まる前からみんな打ち解けていて居心地がいい。
谷町六丁目のマフィン屋さん「ワッツマフィン 」ご提供による超うまいマフィンで腹ごしらえをし(店長のワッツさんもボードゲーマーで、お店にボードゲームが置いてある)、著書にサインをリクエストされたりした後でボードゲームスタート。
今年のエッセンで見つけてきたカードゲーム『ランスロット』で軽くウォーミングアップをした後、国産の変則しりとりゲーム『ピタンゴ』、アイコンでお題を当てるゲーム『コンセプト』、キックスターター発の『オーガズモ!』、そして締めに『プライバシー』を遊んだ。『オーガズモ!』の途中で御朱印帳のリクエストもあり。
ゲーム中のトークが面白くて何度も腹を抱えて笑った。コメント力もおしなべて高く、このメンバーならどんなゲームでも楽しめるにちがいないという確信をもてた。そもそも遊び始めるとすぐに「これは面白い!」を連発し始める。評論家気取りでケチを付けながら遊ぶのとどちらが楽しいかはいうまでもない。
22時の閉店時間になってからも楽しいおしゃべりは続き、いろいろな話をお聞きできた。加藤さんをはじめ参加者の方々に、楽しいひとときを過ごすことができたことに感謝している。