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『マジックメイズ:マキシマムセキュリティー』日本語版、1月29日発売

ヘムズユニバーサルゲームズは1月29日、しゃべってはいけないリアルタイム協力ゲームの拡張セット『マジックメイズ:マキシマムセキュリティー(Magic Maze: Maximum Security)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・K.ラップ、イラスト・ギョーム、1~8人用、8歳以上、1~24分、2500円(税別)。プレイするためには『マジックメイズ』本体が必要。
昨年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされ、第1回イノシュピール賞、イタリア年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞9位など高い評価を得ている作品の拡張セット。オリジナルはシットダウン社(ベルギー)から昨年発売された。
ショッピングモール「マジックメイズ」の管理者たちは盗みを働くヒーローたちに対し、新たなセキュリティーシステムを導入した。警備員やレーダーなど13のキットを加え、盗みの難易度がさらにアップ。ヒーローたちの追加能力を駆使して、盗みを成功させることはできるか。
新しいハードルは次の6キット。少しずつ難易度を上げて加えていけるようになっている。
①警備員:警備員コマがいるタイルにヒーローが入れなくなる。警備員コマはほかのヒーローと同じように移動させなければならない。
②警備員の追加:盗みが終わると警備員が追加される。
③警備室:警備員のいるタイルにヒーローが入ると警備室に閉じ込められ、ほかのヒーローが助けに来なければならない。
④監視者:警備員と同様に同じタイルにヒーローが入れなくなるが、移動させるには誰かが操作室に行かなければならない。
⑤センサー:タイル上に広範囲のセンサーが置かれ、操作室で回転させないと通れない。
⑥脱出口の施錠:別の部屋にいって解錠しないと脱出できなくなる。
新しい特殊能力は次の7つ。便利だが、時間に気をつけて使いこなすにはコツがいりそうだ。
①換気弁:ドワーフが換気弁を開くと、ヒーローがワープできるようになる。
②壁抜け:戦士が壁を壊して通れるようにする。
③呪文:魔法使いがいろいろな効果を持つ呪文を唱える。
④テレキネシス:エルフがタイルを動かすことができる。
⑤アンチストレス:しゃべれるようになったり、タイルを交換したり、砂時計を反転させたりできる。
⑥探索:モールをもっと早く探検できる。
⑦制御室:特殊スペースで警備員を飛ばす。
内容物:警備員駒4個、新モールタイル13枚、監視者(プラスチックスタンド付き)1個、トークン各種、説明書
Hemz Universal Games:マジックメイズ拡張セット:マキシマムセキュリティー

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ニュルンベルク’18:ツォッホ

モンスター・マイスター(Monster Meister)
ゲームデザイン・A.ドーン&M.ドーン、イラスト・A.コモース、2~4人用、7歳以上、15分。
モンスターに光を当てて追い払う記憶ゲーム。いろいろな色や目の数のモンスターカード16枚セットを、各自混ぜて自分の前に並べる。1人が課題カードをめくったら全員自分のモンスターカードを次々とめくっていく。課題カードには「4枚めくる」「2匹のモンスターカードが出てくるまでめくる」などの制限と、どのモンスター(色や目の数)が何点になるか指示されており、与えられた制限の中でできるだけ得点が多くなるようにカードをめくらなければならない。そのためには、前にめくったカードがどこだったかを覚えておく記憶力が必要となる。
最も得点が高かったプレイヤーは、めくったモンスターカードを1枚追い払い、最も得点が低かったプレイヤーはモンスターカードを1枚自分の場に追加する。こうして10枚の課題カードが終わったとき、自分の場にモンスターカードが一番少ないプレイヤーが勝つ。

メナラ(Menara)
ゲームデザイン・O.リヒトベルク、イラスト・S.シャヴォー、1~4人用、8歳以上、45分。
2002年に同社から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『ヴィラ・パレッティ』の後継作品。今度は協力ゲームである。マレーシアの密林の奥で古い建造物の断片が見つかった。何千年も前の神殿である。研究者であるプレイヤーは協力してこの神殿の再建に取り組む。手番には建設計画カードをめくり、その指示に従って柱を立てたり、上の階に移動したりする。柱は色によって置く場所が決まっており、神殿の床はさまざまなかたちをしているため、みんなで相談して置く場所を考えよう。どこかの床に柱がなくなると、上に新しい床が追加され、神殿は高くなっていく。神殿が崩れるか、柱・建設計画カード・床のいずれかがなくなったらゲーム終了で、指示された高さに達していれば全員の勝利となる。

ロック・ザ・ボック(Rock the Bock)
ゲームデザイン・C.コンラート、イラスト・M.ピヴォヴァルスキ、3~6人用、8歳以上、20分。
できるだけたくさんの動物をお祭りに連れてくるカードゲーム。1~7の数字が入った動物カードを配り、手札にもつ。ラウンドのはじめに場所カードをめくり、どの動物にどれだけチケットがあるかが示される。各プレイヤーはそれを見て手札から1枚を裏にして出し、一斉に公開。さらに2枚の手札を追加して一斉に公開する。全体を見て、動物ごとに数字を足し合わせ、チケットの数が足りているかをチェックする。足りなかった場合は一番数字を多く出したプレイヤーから手札に戻していき、残ったプレイヤーでチケットが間に合うかをチェックする。チケットが間に合った時点で、一番数字を多く出したプレイヤーが成功したことにより得点。こうして3回行って合計得点を競う。チケットの枚数を増やしたり、VIP席を追加したりする特殊カードもあり、読み合いに変化がもたらされる。