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独ハイデルベア、アスモデグループから独立

ドイツのボードゲーム出版社ハイデルベア・ゲームズ(旧ハイデルベルガー出版)は今月6日、フランスのアスモデグループから独立したことをウェブサイトで発表した。国際物流などの提携は継続する。
ハイデルベルガー出版は小規模出版社や外国出版社の販売をドイツ国内を中心に行ってきたところで、日本の作品もヤポンブランド創立以来取り扱われてきた。2016年8月にH.ビルツ社長が急逝。2017年1月にアスモデグループに合併されたが、オフィスや開発グループはミルテンブルクに残したまま制作を継続してきた。アスモデグループへの在籍は約2年で終了することになった。
今回の独立をウェブサイトでは「ルーツに戻る」と表し、ギーク、ノンゲーマー、ファミリー向けにオリジナルゲームを製作していきたいと述べている。今春発売の『タグス』のほか、夏には『ワードスミス』というワードゲームの発売を予定している。
アスモデグループは欧米で次々と既存の小中規模出版社(仏デイズ・オブ・ワンダー、米ファンタジーフライト、独ルックアウトなど)を合併し、一強時代を築きつつあるが、プランBゲームズをはじめとして独立して新しい活動を始める出版社が出始めており、国際市場の勢力図は流動的になっている。
HeidelBÄR Games Becomes Independent Publisher

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フリーゼのFFシリーズ第2弾『緑の召喚術師』日本語版、4月18日発売

アークライトは4月18日、カードゲーム『緑の召喚術師(Fast Forward: Festung)』を発売する。ゲームデザイン・F.フリーゼ、イラスト、2~4人用、10歳以上、15分、1800円(税別)。
タイトルが”F”で全て始まることで知られるフリーゼ(2Fシュピーレ)が2017年に始めた「ファストフォワード(早送り)」シリーズの第2弾。今月発売となる『緑の幽霊屋敷』に続いての日本語版となる。カードをめくるたびにルールが順次明らかになっていくことでルールブックを読まずにゲームを始められ、途中でセーブして続きが遊べる仕組み(「フェイブル・システム」)が採用されている。
王国の支配者を目指して、モンスターを召喚し、城塞を攻め落とす。リスクを背負いながらも対戦相手を出し抜くブラフゲームとなっている。
最初に分かるルールは、指示があるまで手札を1枚引いて手札に入れるだけ。やがて城塞が登場し、これを巡って手札からモンスターを出しあって戦うことになる。モンスターは同じ種類を揃えて出すと強くなるが、伏せて出すためどれくらいの強さか分からず、ブラフの要素が生まれる。山札から3枚砂時計が出るとゲーム終了で、そのときに城塞を持っているプレイヤーが勝者となる。
山札の最後まで行ってゲームの全容が分かるには12ゲームのプレイが必要となるが、途中でセーブして再開することもできる。また、作者が「繰り返し遊べるレガシーシステム」と呼んでいるように、最後まで遊んでもまた最初から同じ山札の順番で異なる展開が楽しめるゲームだ。
内容物:特大カード90枚(※カードサイズ:70mm×110mm)、透明の仕分け袋1枚
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