ボードゲームで子育て雑誌『ボ育て。Vol.3』
ボードゲームで子育てを実践している親たちによる情報誌『ボ育て。Vol.3』が3月9日の発行された。A5フルカラーで42ページ、800円(税込)。代表の前田勝利氏が店主を務めるプレイスペース「ファミーリエ」ほか関西のカフェ・プレイスペースで店頭販売されているほか、通販ではすごろくや、ケンビルなどで購入できる。
すごろくや:ボ育て
ケンビル:ボ育て。 Vol.3
2016年6月の創刊号、2017年9月の第2号に続き、1年半ぶりの発刊。幼児・小学生と遊べるボードゲーム22タイトルのクロスレビューと、6本のコラム、4コマ漫画から構成される。コラムでは「デイリーポータルZ」の小野法師丸氏や『枯山水』の作者山田空太氏など、さまざまな立場の人が親という共通点で寄稿している。
先日のボードゲームシンポジウムで草場純氏が紹介した、『スティッキー』をダイスなしで好きな棒を取るルールのように、ボードゲームは簡略化して小さい子供でも遊べるようにアレンジすることもできるし、本書で小野氏が『レシピ』のオリジナル料理を考えるなど、発展させたアレンジを考えることもできる。そこには子供に付き合っているだけではなく、自分の遊び心を最大限発揮して、自分も楽しんでいる親の姿が浮かんで見える。ときには奥さんから冷たい目で見られつつも、子供と全力で接するお父さんたちの姿に心温められる。
9年ぶりのリメイク『アーカムホラー』日本語版、4月25日発売
アークライトは4月25日、『アーカムホラー(Arkham Horror、第3版)』の日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.ラウニウス&N.ヴァレンス&K.ウィルソン、イラスト・A.フィネア、1~6人用、14歳以上、120~180分、7800円(税別)。
オリジナルは1987年に発売され、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクしたクトゥルフ神話の協力ゲーム。第3版が昨年発表になり、これに基づいて日本語版が2010年以来、9年ぶりに発売されることになった。
舞台は1926年のマサチューセッツ州アーカム。プレイヤーは探索者となってアーカムの街路を探索し、奇妙な場所や、奇妙な人々、そして奇妙な生き物と遭遇する。必要な手がかりや、攻撃に必要なアイテムなどを得て、正気度と体力がなくなる前にポータルを閉じて「エンシェントワン」の行動を妨害しなければならない。
続編である『エルドリッチ・ホラー』の要素も引き継ぎ、最初の装備がキャラクター固有になったり、手がかりは遭遇によって手に入り研究アクションによって有効になったり、毎回シナリオが変わったりするするなど、第2版から大きく変更が加えられている。
内容物:区域タイル5枚、街路タイル7枚、探索者シート12枚、カード469枚、探索者コマ12個、スタンド12個(※カードサイズ小41mm×64mm、大58×89mm)、イベントデッキホルダー1個、ダイス6個、トークン265個、シナリオシート4枚、ビギナーズガイド1冊、リファレンスガイド1冊