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崩れそうで崩れない『スティックスタック』日本語版、5月28日発売

ホビーベースイエローサブマリンは5月28日、バランスゲーム『スティックスタック(Stick Stack)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・F.P.クリエイティブ&B.ロス&J.ウィンスロー、2人以上、8歳以上、30分、2900円(税別)。
オリジナルはワンダーフォージ社(アメリカ)が2016年に発売した作品。来月、アークライトから日本語版が発売される『サスピション:怪盗が多すぎる』と同じ出版社とデザインチームである。韓国語、スペイン語、中国語版が製作されており、今後はタイやインドネシアなど、東南アジア向けの発売も予定されている。
袋の中にスティックが入っており、1本引いて、色を合わせて細い棒の上にあるトレイに配置する。タワーはぐらぐらしており、スティックを積み上げるのは容易ではない。崩してしまったら負け。
先週末に行われたゲームマーケット2019春ではイエローサブマリンブースにて先行発売と試遊会が行われ、子供から大人まで楽しんだ。スティックを交差させることで多く配置でき、その分崩れそうで崩れないスリルがある。

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フリーゼのデッキ解体ゲーム『サンドキャッスル』日本語版、7月11日発売

feinersandJ.jpgアークライトは7月11日、デッキ解体ゲーム『サンドキャッスル(Feiner Sand)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.フリーゼ、イラスト・H.リースケ、1~4人用、10歳以上、30分、3600円(税別)。
意欲的な作品を作り続けるF.フリーゼが昨年のエッセン・シュピールで発表した作品。デッキ構築ではなく、デッキ解体というシステムで砂の城を作る。
最初に全員がもっているデッキは同じ構成。手札から砂の城を作り、コストとして残りの手札を捨て札にする。山札がなくなったら捨て札をシャッフルして新たな山札を作り、デッキが循環する。砂の城にするか、となりのプレイヤーにプレゼントして、いち早くデッキをなくすことを目指す。
砂の城は山札から引けるカード枚数、1回の手番で作れる砂の城の数、次の手番に持ち越せる手札枚数を増やしたり、コストを下げたりする効果があり、どの順番で建設するかが勝敗を分ける。さらに、ゲームごとに一部のカードを入れ替え、新しいカードがデッキに入るため、ゲームごとに異なる展開が楽しめる。
ゲームごとに一部のカードが入れ替わっていくシステムは、フリーゼが『フルーツジュース』以来取り組んでおり、『ファーストフォーワード』シリーズでも用いられている。次にどんなカードが入ってくるか、今までのカードとのコンボはできるか、戦略を練るのも面白い。
プレイ時間を短縮するため、手番ごとに同時プレイすることになっており、続けて何回かゲームができるようになっている。さらにはソロプレイ・キャンペーンルールもあり、10回のゲームで高得点を目指すプレイも楽しめる。
内容物:カード236枚(カードサイズ56×87mm)、プレイヤーボード4枚、カードディスク4枚、コイン25枚、リング4個、ルール説明書1冊
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