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KAIJU ON THE EARTHシリーズ第1弾『ボルカルス』11月28日発売

vulcanus.jpgアークライトは11月28日、怪獣災害戦略ボードゲーム『ボルカルス』を発売する。ゲームデザイン・上杉真人(I was game)、イラスト・開田裕治&中村豪志、2~4人用、10歳以上、60~80分、4980円(税別)。
今春のゲームマーケットで発表 された連作ボードゲームプロジェクト『KAIJU ON THE EARTH(カイジュウ・オン・ジ・アース)』の第1弾。富士山の火口から出現し、全身から溶岩を噴出して進路を焦土と化しつつ東京に近づく怪獣「ボルカルス」に「怪獣緊急対策本部」が対峙する。
怪獣プレイヤー1人と人間チーム1~3人による1対多ゲーム。怪獣プレイヤーは「ボルカルス」を操作し、東京の街で破壊の限りを尽くす。自身のもつ強大な力で街を炎上させ、壊したランドマークを増やしていく。一方、人間チームは怪獣の攻撃によって引き起こされる災害から、消防隊や自衛隊を動かして市民や街を守る。さらに怪獣の撃退方法を見つけ、直接攻撃することによって勝利することもできる。

人間チームは協力して計画を立てながらゲームを進めるが、ときには怪獣に作戦を察知され、台無しにされてしまうかもしれない。うまく避ける話し合いや情報交換の仕方も戦略のひとつとなる。怪獣、消防隊、自衛隊など立体コマに加え、東京マップボード・怪獣用ボード・人間用ボード・アクションカード・イベントカードなど、充実のコンポーネントで怪獣映画の世界を表現。シリーズ第1弾にふさわしい、臨場感あふれる怪獣ゲームだ。
内容物:ボード(マップ、計画、人間、怪獣) 4枚、イベントカード 14枚、アクションカード 48枚、サマリーシート 4枚、タイル/チップ/マーカー 65個、コマ(怪獣、消防車、自衛隊、市民、要人、溶岩) 110個、砂時計(1分) 1個、説明書 1冊(※カードサイズ:63×88mm)
現在、先行予約がクラウドファンディングサイトMakuakeで受付中。ゲームマーケット受け取りが5000円、配送受け取りが6000円(いずれも税込)。Makuake限定特典として特殊イベントカードがついてくる。目標額10万円は開始1時間で達成した。11月15日まで。

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シュピール’19:イランのボードゲーム出版社参加できず

来週木曜日からドイツ・エッセンで始まる世界最大のボードゲームイベント「シュピール」に、イランの出版社の参加が難しい情勢となっている。
参加できないでいるのは「ペルシアンダイス/リアリティーゲーム」のソーラブ・モスタギム氏ら7名。「シュピール」でブースを構えて出展するほか、「イランのボードゲーム」というパネルディスカッションが開かれる予定だった。イランは2013年に国内初のボードゲームカフェができてから、今日では首都テヘランに50店舗、国内全体で300店舗まで広がり、昨年はボードゲームの総販売数が100万セットを超えたという。
ところが今月になってテヘランのドイツ大使館が、彼らのドイツへの入国申請を却下したことが判明。亡命を懸念したのではないかと参加者の一人はみている。
イラン人チームは共同でヨーロッパ議会やドイツ外務省に書簡を送ったほか、ツイッターでこの問題の拡散を呼びかけているが、開幕数日前というタイミングで、参加は難しくなっている。


BoardGameGeek News: Iranian Publishers Denied Visas to Germany for SPIEL ’19