タダ乗りで全米旅行『フリーライドUSA』日本語版、12月25日発売
サニーバードは12月25日、『フリーライドUSA(Freie Fahrt USA)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.フリーゼ、イラスト:H.リースケ、1~5人用、10歳以上、55分、7480円(税込)。12月12日から先行販売される。
ヨーロッパを舞台にしたフリーゼの鉄道ゲーム『フリーライド』のアメリカマップで、2Fシュピーレ(ドイツ)から今秋発売された。鉄道会社が線路を作り、乗客を目的地に運ぶ。
最初のルートを決めスタート地点に列車コマを置いてスタート。手番には線路を作るか、できあがった線路を通って列車を目的地に進めるか、線路コマを補充する。自分の路線と国の路線は無料で通れるが、他プレイヤー路線も、お金を支払うことで国有化され、フリーライドできるようになるのが特徴。
山札の時代が進むにつれて複数ルートを同時進行できるようになり、時代IIIの山札がなくなって、これ以上得点ができなくなったプレイヤーから撤退する。全員が撤退したらゲーム終了で、達成した都市と残りのお金による勝利点で勝敗を決める。新要素として東西に長い路線では、場の都市カードから路線を選び、達成すれば臨時ボーナスをもらえる。
都市名は日本語化されており、さらに色分けされていることで視認性がアップした。他のプレイヤーが使いたくなる路線を先に引きつつ、無料になった路線を活用してできるだけ多くのアメリカの都市を訪問し、最多の勝利点を獲得しよう。
黒い森のガラス製造『ブラックフォレスト』日本語版、12月21日発売
テンデイズゲームズは12月21日、『ブラックフォレスト(Black Forest)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:U.ローゼンベルク&T.ローレンツ、イラスト:L.ジーグモン、1~4人用、14歳以上、60~120分、12100円(税込)。
ドイツ南西部、シュヴァルツヴァルト(黒い森)を舞台にしたガラス工房経営ゲーム。『アルルの丘』ビッグボックスでタッグを組んだローゼンベルクとローレンツのデザインで、フォイヤーラントシュピーレ(ドイツ)から今秋発売された。同じテーマの作品『グラスロード』(2013年)から資源ホイールを継承しつつ、アクション選択をワーカープレイスメントに変えた。
ゲームボードには5つの村があり、専門家や仕事タイルが置かれている。手番にはプレイヤーコマを移動し、移動先に隣接するタイルから資源を得たり、指定された資源を支払って仕事を達成したりする。土地を広げ、建物を建てることでさまざまな能力や得点が得られる。牧場で牛や豚を飼育することもでき、得点になる。誰かの食料が規定に達したラウンドでゲーム終了となり、生産したガラス、土地、家畜、建物の得点の合計を競う。
コマを動かして数量を管理する資源ホイールでは、空きマスができるとホイールの針を動かすことで全体の数量が変化すると共に特殊なリソースが生産され、独特なリソースマネージメントが求められる。ソロゲームでは5ラウンドでのハイスコアアタックを行う。
(写真は英語版)
ブラックフォレスト(Black Forest / Rosenberg & Lorenz / Feuerland+Tendays Games, 2024)
基本資源を底上げするとガラスや食料が生産されるホイールを使い、ワーカーが村々を回って資源を集め、土地を広げ、建物を建て、牛や猪を飼う。建物が『カヴェルナ』ばりにずらりと一覧されていて迷う pic.twitter.com/U2H8UOakhh— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) December 15, 2024