林+ルチアーニの鉄道ゲーム『レイルウェイブーム』11月7日発売
アークライトゲームズは11月7日、『レイルウェイブーム(Railway Boom)』を発売する。ゲームデザイン:林尚志、デベロップ:S.ルチアーニ、イラスト:I.オトゥール、2~4人用、14歳以上、60~120分、8800円(税込)。
オリジナルは『ボムバスターズ』でドイツ年間ゲーム大賞を獲得した林尚志氏(OKAZU Brand)がゲームマーケット2022秋に発表した作品。アークライト・ゲーム賞で優秀賞に選ばれている。新版は『バラージ』のS.ルチアーニがデベロップし、イラストを『カンバンEV』などのI.オトゥール氏が手掛けた。明治時代初期の関東地方を舞台に鉄道会社を経営するオークション&ネットワークビルドゲーム。
各ラウンド、吊り上げ式の競りで手番順を決めた後、列車・貨車カードを購入し、路線を引き、石炭で運行してリソースを調達する。条件を満たせば称号を獲得できる。4ラウンド終了後に。各カードの目標、使わなかったリソース、路線からの勝利点を加えて最も多いプレイヤーの勝利となる。
路線の状況とプレイヤーボードの収入Lvによるリソースマネージメントに加え、終盤に倍率が決まる目標カードによって、さまざまな得点方法からどれを選ぶか、プレイヤーの選択が問われる。新版ではオークションが一斉公開からつり上げ式になり、新たに目標カードによる得点が追加された。10月のエッセン・シュピールに出展される。
内容物:ゲームボード 1枚、プレイヤーボード 4枚、●初期列車カード 4枚、●列車カード 22枚、●貨車カード 30枚、●発展カード 74枚、★主要駅カード 36枚、★目標カード 18枚、★ルートカード 7枚、リソースタイル 100枚、2-3人用入札表タイル 1枚・都市タイル 50枚、鉄道コマ 120個、主要駅コマ 16個、キューブ 92個、入札ディスク 4個、VPコマ 4個、目印コマ 4個、ルール説明書(日本語、英語)各1冊 (カードサイズ:●44×63mm、★63×88mm)
同時ワーカープレイスメントでチーズ作り『フロマージュ』日本語版、10月下旬発売
ホビージャパンは10月下旬、『フロマージュ(Fromage)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:B.ロセット&M.オーマレイ、イラスト:P.ゾフバ、1~4人用、13歳以上、40分、8800円(税込)。
20世紀初頭、フランスのチーズ職人となって美味しいチーズを作って出荷する同時ワーカープレイスメントゲーム。R2iゲームズ(アメリカ)から昨年発売され、ゴールデンギーク賞中量級部門、イノベーティブ部門、アートワーク部門の3部門にノミネートされている。
各ラウンドでは全員が同時に、円形ゲームボード上のうち、自分の前にある分割ボードにワーカーを配置してアクションを実行する。アクションは「チーズの作成」と「リソースの確保」の2つで、「チーズの作成」では、スペースにチーズトークンを配置して、分割ボードごとに異なる条件で勝利点を獲得。「リソースの確保」では、特定のスペースでチーズを作成する際に必要な「果物」や、個人能力の解放で使用する「建物」などを獲得する。
チーズを作成する際はスペースごとに指定のワーカーを配置しなければならず、恩恵の大きいスペースほど再び使用できるまでかかる時間が長い。またワーカーが返ってくるまで、そのスペースはブロックされる。
全員がアクションを終えたらゲームボードを90度回転させ、ワーカーを置ける分割ボードを変えて次のラウンドへ。これにより、得点したい分割ボードを考え、いつ、どのワーカーで何を実行するか、計画性が求められる。誰かが自分のチーズトークンをすべて配置し終えるとゲーム終了で、最も多く勝利点を獲得したプレイヤーが勝者。
中量級のプレイ時間でワーカープレイスメントの醍醐味が味わえる作品。コーポレーションと対戦する1人用ルール、非対称の能力をもる上級ルールあり。
内容物:ボードパーツ 5つ、インサート 12枚、リソーストレイ 2つ、プレイヤーボード 4枚、カード 36枚、ワーカー 12人、チーズトークン 60個、果物トークン 36個、家畜トークン 36個、建物トークン 36個、建物タイル 32枚、顧客トークン 6個、追加リソーストークン 8個、スコアパッド 1部、ルールブック 1部
(写真は英語版)