火災のB-Cafe、再建費用をクラウドファンディング
先月15日、姫路のビル全焼火事で被災したボードゲームカフェ「B-Cafe」が8日から、再建費用をクラウドファンディングで募集している。全国のボードゲームファンから励ましが寄せられ、当初の目標金額100万円、ネクストゴールの300万円も3日足らずで達成している。
B-Cafeは「ドイツゲーム喫茶」として2016年にオープン。1100種類以上のボードゲームと自家焙煎のオリジナルコーヒーで定評があり、コロナ禍による休業を乗り越えて営業してきた。
ところが4月15日、大家の失火によりビルが全焼。B-Cafeは定休日だったため店員は無事だったが、床も天井も焼け抜けてボードゲームはほぼすべて焼損してしまった。
店長の大坪尭央(アタック)氏とオーナーの黒田尚吾(酢豚)氏は早々に再建を決定し、物件探しに着手したが、火災保険ではボードゲームの総額の半分にも満たない上、絶版になっているものも多く、再建費用は少なくとも600万円はかかる見通し。そこでボードゲーム購入費、新店舗改装費用、設備費としてクラウドファンディングで支援を募ることになった。
支援は1000円から受け付け、3000円以上で特製の「ボド縁満足」お守りが送られる。開始2日余りで300人以上が支援し、当初の目標金額を100万円から300万円に引き上げがそれも達成。数多くの励ましのメッセージも寄せられ、大坪氏と黒田氏が感激のポストをしている。クラウドファンディングは6月7日まで。
READY FOR:火災で失った姫路のボードゲームカフェを復活させたい!
クラファンを開始して半日経った感想としては「人生一の人の優しさと人生一の責任感を同時に感じている」です
— アタック(豚小屋) (@butagoya_attack) May 8, 2024
何というか40年生きてきて今までこんなにも人の優しさにふれたことがないので、うろたえてしまいます……本当に、本当にありがとうございます……僕ができる事はB-CAFE復興と同時におもしろいゲームを作ったり、世に送り出す事がことが業界への恩返しになると思いますので、実現できるよう頑張ります!
— 酢豚@豚小屋(SNE黒田) (@subuta96) May 8, 2024
高得点の街づくり『ポイント・シティ』日本語版、5月24日発売
CMONジャパンは5月24日、『ポイント・シティ』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.ジョンソン&R.メルヴィン&S.スタンケヴィッチ、アートワーク:D.マンギーニ、1~4人用、10歳以上、15~30分、4180円(税込)。
『ポイントサラダ』(2019)の作者たちによるエンジンビルドゲームで、フラットアウトゲームズ(アメリカ)がキックスターターを経て制作し、『ポイントサラダ』と同じAEGから発売された。150種類以上のユニークな建物を組み合わせて得点の高い街をつくる。
場には資源カードと建物カードが並んでおり、手番には縦か横に隣接している2枚のカードを取り、建物で指定された資源が揃ったら建物を建設する。建物はボーナス・勝利点・資源を発生させ、拡大再生産が進んでいく。
プレイ時間は『ポイントサラダ』と同程度。建物の効果はシンプルながら、組み合わせによって高得点をもたらすこともあり、リソースマネージメントと併せて戦略的な選択を楽しむことができる。