ネコがぶらさがる電柱『猫島』日本語版、5月下旬発売
ホビージャパンは5月下旬、『猫島(Nekojima)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:D.キャルモナ&K.グエン、イラスト:G.ワルムス、1~5人用、7歳以上、15分、6600円(税込)。
アンフレンドリーゲームズ(フランス)がキックスターターを経て昨秋発売した日本テーマのバランスゲーム。猫だらけの島で電柱を倒さないように設置する。
手番にはダイスを振って決められた場所に、袋からキューブを引いた色の電線でつながった電柱1組を設置する。電線の長さは色によって異なるため、設置には工夫が必要。そしてキューブが黒だったら、電柱を設置した後猫を電線にぶら下げなければならない。猫が感電しないよう、地面や他の電線に接触させてはいけない。
誰かが電柱を倒してしまった時点でゲーム終了で、残り全員が勝者となる。より多くの電柱を設置する協力モード、電柱1組を2人のプレイヤーで設置していくタッグモード、より厳しい条件下で遊ぶ追加ルールなどもある。
見た目の可愛らしさも目を引き、シンプルなルールかつ幅広い遊び方で、初心者からゲーマーまで楽しめるバランスゲームとなっている。
内容物:木製ボード 1つ、電線でつながった木製電柱 42本、木製キューブ 28個、袋 1つ、木製ダイス2個、猫シルエット 7つ、鳥の巣トークン 20個、レベルカウンター 1つ、ルールブック 1部
交易品を安く買って高く売る『パルミラ』日本語版、5月31日発売
グループSNEは5月31日、『パルミラ(Palmyra)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.クニツィア、アートワーク:U井、2~4人用、10歳以上、30~60分、3520円(税込)。
クニツィアの隠れた名作で、オリジナルはエディトリーチェ・ジョーキ(イタリア)から1996年に発売された作品。2005年に『モトリーフールの安く買って高く売れ(Buy Low Sell High)』というタイトルでリメイクされたこともある。古代ローマ帝国の商業都市パルミラで、商人たちが交易品を安く買って高く売り、得点(所持金)を稼ぐ。
手番にはワイン、宝石、香辛料を表す3色の壺から、各色1個ずつを売買するか、1色2個を売買できる。壺はパルミラに近いものから売買することになっており、売れば価格が下がり、買えば上がる仕組み。その後でカードをボード上にプレイし、壺の価値を変えたり、ボーナスがもらえるようになったり、持っている壺に応じて税金を払わせたり、上書きしてキャンセルしたりする。
規定手番数でラウンド終了となり、壺の価値が色ごとに上下し、ボーナスの配当がある。3ラウンドが終わったら手持ちの壺をすべて換金して、所持金が最も多いプレイヤーの勝利。
何を売買すれば儲かるかは、他プレイヤーの商品とカード次第。計画的に商機を作り出したい。『安く買って高く売れ』のカード構成で遊べるヴァリアントルール付き。