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資源を変換して集めよう『マスター・オブ・ルネッサンス』日本語版発売

テンデイズゲームズは5月下旬、『マスター・オブ・ルネッサンス(Masters of Renaissance)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.ルチアーニ&N.マンゴーネ、イラスト・K.フランツ&R.グラッソ、1~4人用、14歳以上、60分、5200円(税別)。
『ロレンツォ・イル・マニーフィコ』(2016)の「雰囲気を再現」して『ニュートン』(2018)のデザイナーコンビが制作し、昨秋クラニオクリエーションズ(イタリア)から発売した作品。フィレンツェの有力者となり、資源を集め、カードを使って変換し、さらに効果的なカードを獲得していくエンジン/タブロービルドの拡大再生産ゲームだ。
手番には「市場から資源を得る」、「発展カードを1枚購入する」、「生産力を発動させる」の3つのアクションから1つを選んで実行する。
市場はマーブル(球)が並べられたトレイで表現され、余っているマーブル1個をトレイの段か列に押し込み、その時にその段か列に並んでいたマーブルに対応する資源を得る仕組み。この資源のセットコレクションでカードを獲得する。
発展カードを発動させると手持ちの資源を別の資源か信仰心に変換できる。資源もカードも所有制限があり、資源を交換して所持制限を解除するとともに、カードをグレードアップしてより効率のよい変換ができるようにしていかなければならない。信仰心はトラックのコマを進め、誰かが教皇スペースに到達するたび、全員に得点チャンスがある。最後の教皇スペースに入ったらゲーム終了となり、得点で勝利を競う。
『ロレンツォ・イル・マニーフィコ』のプレイ感をシンプルなルールで短時間に凝縮した作品。奥の深いマネージメントが楽しめる。
テンデイズゲームズ:マスター・オブ・ルネッサンス

(写真は英語版)

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7月末のジェンコン2020も中止

アメリカ最大の卓上ゲームイベント「ジェンコン2020」が、新型コロナウィルスの感染拡大で参加者の安全を確保できないため中止となったことが19日、主催するジェンコン合同会社より発表された。これに代わってオンラインイベントが計画されている。
昨年は7万人が参加したジェンコン。近年はエッセン・シュピールに先駆けて各社が新作ボードゲームを展示発表する場となっていた。また『ドミニオン』世界選手権はこの会期中に行われていた。
今年は7月30日から4日間にわたってアメリカ・インディアナポリスで開催予定だったが、中止になるのは1968年の開催以来史上初。18日に発表されたエッセン・シュピールの1年延期に続いて、国際的な主要なボードゲームイベントが開催されないことになる。
代表のP.アッキソン氏は「私は同じ場所に集う人々の力を信じています。この危機にどう適応していくか学ぶ中で 状況は変わっていかなければなりませんが、いつの日かまた集まり、同じテーブルで本物のサイコロを振るときがやって来るでしょう。」とコメントしている。
GenCon:A Message from Peter Adkison
国内外のボードゲームイベント開催状況2020