カテゴリー: す
スシタック(SushiTack)
寿司皿のエリアマジョリティ コメとネタを仕入れ、注文に応じたお寿司を握って店1番の人気職人を目指すエリアマジョリティゲーム。ゲームマーケット2023春に頒布された同人ゲームで、新作評価アンケートで3位。かわいいイラストからは想像できない硬派なメカニクスがしびれる。 各自コメカードと目標カード、初期資…
スウィンドラー(Swindler)
狙ったアイテムを袋引き 袋から財宝やカギを引いてセットまたは単品で得点化するプッシュ・ユア・ラックゲーム。M.クラマーがデザインし、シュピールヴィーゼ出版から発売された。うまく引けても特殊能力カードで「ちょっと待った!」が飛び交う、今時珍しいレベルのインタラクティブな作品だ。 手番にはまず、今回達成…
スーパーメガラッキーボックス(Super Mega Lucky Box)
複数枚同時進行の悩ましさ 3×3のカードでめくられた数字を消して、ラインを揃えるフリップ&ライトのビンゴゲーム。『スシゴー!』『クマ牧場』のウォーカー=ハーディングがデザインしただけあって、インプット・ランダムネスで考えどころのある作品になっている。 各自、最初に5枚配られた中から選んだ3枚のカード…
スイレントスイレン(Les Nymphéas Memory)
モネをここまで見つめたことがあっただろうか 「『アナゲ超特急』のせいで、カミさんに神経衰弱しか作れない人と思われています」(『アナゲ超特急』オビ)と騙る中村誠氏の最新神経衰弱。生涯で250点以上描いたという印象派画家モネの『睡蓮』から24点を厳選して神経衰弱にした。 記憶の手がかりとなるのは「紅蓮」…
スティックコレクション(Stick Collection)
5mmの違いを見極める 30cmぐらい離れたところからの目算で5mm違いのスティックを競るオークションゲーム。オリジナルは「もんじろう」からゲームマーケット2015秋に発表された「競りゲーブブカ」及びそのリメイク「マストバイ」で、ittenのファンブリックシリーズ5番にラインナップされ、スタイリッシ…
スタンピード(Stampede)
支払額にビックリーオークション 「最高入札者が支払う額は、2番目に高い入札額」という2位入札オークション(ヴィックリーオークション)はこれまで、ボードゲームで用いられることはほとんどなかった(『ゲームメカニクス大全』)。そこにダイスという不確実性を加えることで、「実際には安く手に入るだろう」という期…
スペースエクスプローラーズ(Space Explorers)
技術も人材も回さない 米ソの宇宙開発競争時代に、人工衛星、有人宇宙船、軌道ステーションなどのさまざまなプロジェクトを達成するリソースマネージメント&セットコレクションゲーム。使ったリソースが隣のプレイヤーに流れるクローズドエコノミーシステムがインタラクションを生み出す。 中央の場にはさまざまな人材カ…
スペースドラゴン(Space Dragons)
手柄を立てれば後ろから撃たれる スートのないトリテというか、オークション的なシステムでスペースドラゴンを撃退するドイツのカードゲーム。スペースドラゴンを倒すと大きな手柄が得られるが、妬むライバルたちが後ろから攻撃してくる。 9枚のカードが配られ、これを同時ピックアップドラフトしたらスタート。今回のス…
スイッチ&シグナル(Switch & Signal)
列車Aを通した後に列車B ヨーロッパ(裏面はアメリカ)の鉄道で貨物を港まで運び出す協力ゲーム。デザイナーはアメリカ人で、コスモス社(ドイツ)が今年のシュピール・デジタルで発表した。ダイスで進む列車があちこちのスイッチや信号で足止めされまくるのを、カードでコントロールしてスムーズに運行させなければなら…
スパイシー(Spicy)
割り込むルールで 前の人と同じスパイスで数字を出していって、手札をなくすことを目指すゴーアウトゲーム。デザイナーはハンガリー人で、東洋のネコ(トラ?)をあしらった金箔風のカードが目を引く。今年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リスト。 6枚ずつ配ってゲームスタート。時計回りに「スパイス名+数字」を言いなが…