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イノシュピール2020に『ルート』

エッセン・シュピール主催のフリードヘルム・メルツ社は19日、エッセン市と共同で、革新的なボードゲームに贈られる賞「イノシュピール(innoSPIEL)」を発表した。予め発表されていた3作品の中から、『ルート』が選ばれた。

イノシュピールは主にネットで活躍するボードゲームレビュアーやポッドキャスター7人が選考委員となって選ばれており、今年で4年目となる。品質と革新的性格に焦点を当て、信頼できるバイヤーズガイドとなることを目指している。
これまで『マジックメイズ』『クールランニングス』『壁をぬけて』と、キッズ~ファミリー向けのゲームが受賞してきたが、今年はルールが多く時間が長めのゲーマーズゲームとなった。
今年受賞した『ルート』は森の世界「ウッドランド」を舞台に、4つの勢力がそれぞれ異なる目的に沿って勝利点を競うアメリカのゲーム。日本語版は昨年夏に発売されたが、人気で品薄が続く。
授賞告知ページでは「優れた装置とデザインで1つのボードに複数のゲームジャンルを融合させた非対称ゲームとして成功した。戦略ゲームとしてだけでなく、マジョリティゲーム、ユーロゲーム、トレーディングゲーム、デッキビルドゲームとでもある。それぞれの装いで全く異なるプレイとなるが、全てのメカニクスを本当に完璧で芸術的に連動させている」と評価している。
innoSPIEL Winner

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集めて、断って、ひからびて『即身仏になろう!』11月13日発売

sokushinbutsu.jpgグループSNE/cosaicは11月13日、カードゲーム『即身仏になろう!』を発売する。ゲームデザイン・猫柳生、イラスト・石野中、プレイ人数2~5人、10歳以上、20~30分、2000円(税別)。
グループSNEゲームコンテスト2019入選作。プレイヤーは修行僧となって最も過酷な修行と呼ばれる即身仏に挑戦し、菩薩点を得てよりよいミイラになることを目指す。
修行内容をなぞった「五穀集めフェイズ」「五穀断ちフェイズ」「土中フェイズ」を経てミイラとなっていく。手番に行うアクションはゲームを通して同じだが、フェイズごとに目的が違うため、途中でプレイ感が大きく変わる。「入定」や「漆茶」といったカードを使って追加の菩薩点を集め、誰よりも早く即身仏になったプレイヤーが勝利する。
後半になればなるほど苦しい選択を迫られるようになっており、究極の荒行を追体験してみよう。
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