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めくって重ねて五目並べ『プント』日本語版、6月4日発売

puntoJ.jpgアークライトゲームズは6月4日、五目ならべカードゲーム『プント(Punto)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.ヴェーバー、2~4人、7歳以上、20分、1600円(税別)。
オリジナルはゲームファクトリー(スイス)から2018年に発売された。デザイナーのヴェーバー(ドイツ)には『水路』『チーズのお城』『キツネのパーティー』などの作品がある。
各プレイヤーは1~9個の点が描かれた担当色のカードの山を持ち、手番には自分の山から1枚引いて6×6枚になるように場に置く。置く場所はすでにカードのあるところに隣接するか、点がより少ないカードに上書き。自分の色がタテかヨコかナナメで一定枚数(2人なら5枚、3~4人なら4枚)並べば勝利で、先に2勝することを目指す。
毎回山札から引いて置くことで運の要素があると同時に、置ける場所はどんどん限られていく中でどこに置くか戦術的要素もある。勝者はハンデとして自分が出した最も点が多いカードを山から除外しなければならず、2回目の勝利は難しくなる。
2人プレイでは2色を担当、3人プレイでは1色が中立、4人では2対2のチーム戦もできる。
内容物:カード 72枚(カードサイズ:50mm×50mm)、ルール説明書 1枚

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ゲームマーケット2020春:新作レポート(3)

前回 の続き。

名前はマダないワンシーン(RAMCLEAR)

「落ちたけどまだ大丈夫な上の部分」「失敗したホッチキスの針」などあるあるの事象に名前をつける大喜利系ゲーム。各自が発表して、みんなでどれに採用するか決める。採用数が多かった人が勝ち。短いフレーズでインパクトのあるものが採用されやすいようだ。

DATA

制作指揮・ツムキキョウ、イラスト・大伴亮介
1~人用、6歳以上、?分、3300円

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怪盗ルパンツ(ココdeナッタ)

場に並んだいろいろなパンツにヒントを出して、狙ったものを取ってもらうゲーム。向かいのプレイヤーは警部で、警部に先に取られてはいけない。ヒントの形式はダイスで指定され、単語や漢字、擬音や川柳などで出す。男女の判別ができるもの、色や柄、一部名称、種類などはNGワード。ヒントは縛りがきついので結構考える。

DATA

デザイン&アートワーク・?
4~8人用、12歳以上、20~40分、2035円

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DATTO!(42GAMES)

ウサギのトリックテイキング&レースゲーム。2020大阪新作。

マストフォローでトリックを取ったプレイヤーが、同じ色で一番小さい数字だけコマを進める。そのスートで最後の1枚だったら「DATTO!宣言」、手札の枚数分追加で進む。1は9に勝つ「イチキューダッシュ!」で脱兎のごとく進むときがある。リードプレイヤーはコマが一番後ろの人なので、前半にダッシュするとチャンスがめぐってこないこともある。

ゲーム中1回だけパスできる「おひるねカード」の使いどころが悩ましい。同じスートが残り2枚になったところで、それが1と9だと「DATTO!宣言」「イチキューダッシュ!」の両方のチャンスがあって、最後まで勝敗の行方は読めない。

DATA

デザイン・?、イラスト・michibata
2~4人用、8歳以上、20分、2530円

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マイクロネシア(トイドロップ)

12の島に部族を送り込むダイスゲーム。2017年の作品。
ダイスを3個振って、1個と2個に分け、それぞれの数に対応する島に自分の部族コマを送り込む。各島では最初は1個から、すでにいる場合は1個多く置かなければならない(それまでいたコマは手持ちに戻る)。こうして置かなければいけないコマの数は増えていき、手持ちがなくなったらバーストで脱落。残った人で島の得点を競う。

自分の部族がいる島の出目だと島間で部族コマを行き来でき、1個廃棄すると出目を自由に変えられるので、運の要素をコントロールできる。

DATA

ゲームデザイン・蜂須賀敏浩、イラスト・オマナザキ
3~4人用、8歳以上、25分、2000円

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