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モルック(Mölkky)

遠くの1本だけ倒したい
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棒を飛ばしてピンを倒し、ちょうど50点にすることを競うフィンランドの屋外ゲーム。プレイは難しくないが、先の先を読んだり、対戦相手を妨害したりするなど戦略的な要素がある。
1~12の数字が付いたピン(スキットル)を寄せて立て、3~4メートル離れたところから棒(モルック)を投げて倒す。1本だけ倒れればその数字が得点、2本以上倒れれば倒した本数が得点となる。
1つ目のポイントは、倒れたピンを倒れた場所で立てるところ。これでピンが次第に広がり、うまく狙えば1本だけ倒せるようになっていく。手前にあればそれだけ倒しやすいし、近くにあれば1つだけ倒すのが難しくなる。どのピンを狙うのがいいか、観察力が問われる。
2つ目のポイントは、勝利条件が50点ちょうどというところ。50点を超えると、25点に戻されてしまう。ピンは12点まであるので、38点以上ならば一気に終わる可能性があるが、倒しにくいピンがあると、一か八か狙うか、安全に2回に分けるか考えどころがある。
3回ミスする(1本も倒せない)と自動的に負けとなってしまうため、遠くのピンをイチかバチかで狙うのは勇気がいる。しかし相手チームの上がりが近ければ、そうせざるを得ない。お互いの得点状況によって、駆け引きと劇的な展開が生まれる。
投げ方にも放物線を描くようにする方法、直線状に鋭く飛ばす方法、バックスピンをかける方法などあって奥が深い。卓上版の「ミニモルック」もあるようだ。
Mölkky
Lahden Paikka社(フィンランド、1996年)
2人~、6歳以上、30分
日本モルック協会

Posted in 日本語版リリース

協力して島を脱出しよう!『アドベンチャー・アイランド』日本語版、6月上旬発売

ホビージャパンは6月上旬、ストーリー型協力脱出ゲーム『アドベンチャー・アイランド』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.パルム&L.ツァッハ、イラスト・L.フレーリヒ&L.レンツ、2~5人用、10歳以上、45~90分、5000円(税別)。
オリジナルはペガサスシュピーレ(ドイツ)が2018年秋に発売した作品。漂流者たちが絶海の孤島から脱出することを目指すストーリーベースの協力ゲームだ。
場に並んだ最初のカードでストーリーが始まる。手番には対応したいカードの上にコマを置き、2アクションを使って、ダイスやアイテムで解決する。プレイヤーごとに異なる特殊能力を援用することもできる。全員が1手番ずつ行ったら夜となり、食料を消費する。さらに各自が破滅カードを1枚引いて実行しなければならない。
最初のゲームの目標は「火を起こしねぐらを確保する」。対応するイベントのカードを成功させれば勝利、その前に誰かの体力がなくるか、破滅カードの山札が引けなくなったら敗北となる。
冒険は全部で5つ用意されており、進むににつれて新しいカードをセットを用い、それぞれ目標もルールも変更される。5ゲーム目の目標「島を脱出する」までたどり着くことはできるだろうか?
内容物 パック別カード 180枚、トークン 65個、マーカー 64個、キャンプ 1つ、カードセパレーター 7枚、プレイヤーボード 6枚、プレイヤーフィギュア 5体、特製ダイス 5個、ルールブック 1部