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どれを残してどれを出すか?『モンスターカフェ』日本語版、11月27日発売

monstercafeJ.jpgすごろくやは11月27日、『モンスターカフェ(Monster Cafe)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.キャタジアン&T.リヴィエール、イラスト・G.ボールドウィン、2~5人用、8歳以上、15分、2200円(税別)。
ランバージャックス・スタジオ(フランス)から今年発売された作品。各自の前にあるカードを中央にプレイしていって、残ったカードで得点を競う駆け引きのゲームだ。
各自ランダムに配られた10枚のモンスターカードを見て、7枚を公開し、3枚と伏せておく。手番には自分でもほかのプレイヤーでもいいので、公開されているカードを中央にプレイする。ラウンド終了に、モンスターごとに中央に出ているカードが多いほど得点になるが、その得点をもらえるは残ったカードが一番多い人だ。
自分のカードを温存しつつ、ほかのプレイヤーのカードを出して得点を上げたいところだがそれを考えているのはほかのプレイヤーも同じ。伏せたカードは一体何なのか、お互いの読み合いが熱くなる。
さらに各モンスターカードは中央に蓄積されるたびに「公開カードと伏せたカードを入れ替える」「タイブレイクを得る」「指定カードをロックする」といった特殊効果があり、先を読みにくくしている。モンスターカードは12種類あるが、毎回使うのは5種類だけなので、組み合わせによって戦略も変わる。
すごろくや:モンスターカフェ

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アークライト・ゲーム賞2020に『ドキッと!アイス』

アークライトは11月14日、ゲームマーケット2020秋1日目にて、アークライト・ゲーム賞2020を発表した。最優秀賞には『ドキッと!アイス』が選ばれた。
過去3回(うち2回は中止)のゲームマーケットで発表または発表予定だった作品の中から、アークライト社が商品化を前提に評価し、秋のゲームマーケットで発表する賞。面白い体験ができる、何度も繰り返し遊びたくなる、思わず人に紹介したくなる、遊んでいる人の周りの人も思わず遊びたくなる、普遍性がある、時流に合っているという基準で同社のボードゲーム制作部門スタッフが選考し、最優秀賞作品は、希望すれば原則として1年以内に同社から商品化される。
発表は会場内の「ゲームマーケットライブ」にて12時からアークライトの金子朋弘氏の進行により行われ、受賞者は早速各ブースでセールスポイントにしていた。
第1回の最優秀賞に選ばれたのは『ドキッと!アイス』。「らなとパパ」がゲームマーケット2020春(中止)に合わせて発表したトリックテイキングゲームで、トリックに勝つことでアイスタイルを獲得できるが、取りすぎると脱落になってしまう。「フレーバーとイラストの雰囲気でライトに遊ぶことができる」「状況によって攻めるとき引くときが変化するのが面白く、どんな手札でも展開によってチャンスが生まれる」「アイスをのせすぎると落ちる=バーストするというのが視覚的にわかりやすい」と金子氏。
優秀賞にはボディビルダーを応援するカードゲーム『そこまで絞るにはねむれない夜もあっただろ』が選ばれた。佳作には下記の8タイトルが選ばれている。
【アークライト・ゲーム賞2020】
最優秀賞:ドキッと!アイス(らなとパパ)
優秀賞:そこまで絞るにはねむれない夜もあっただろ(ウィットマシマシ)
佳作:
3ターンだけ君が好き(モットゲーム)
スカウト!(ワンモアゲーム!)
エスペライゼーション(treehoppergames)
ガムトーク(角刈書店)
マネーフェイカー(パティスリージレンマ)
行商の時代(A.I.Lab.遊)
四畳半ペーパー賽系(ハレルヤロックボーイ)
宝石がいっぱい(ライフタイムゲームズ)