7トリックの順位を予想『七つの予言』5月30日発売
サニーバードは5月30日、『七つの予言(Seven Prophecies)』を発売する。ゲームデザイン:折口日向、イラスト:津川智弘、3~4人用、10歳以上、25~35分、2640円(税込)。ゲームマーケット2025春にて先行販売される。
桜遊庵の別ブランド「Bluete Spiele」がゲームマーケット2017春に発売されたトリックテイキングゲームのリメイク。サニーバードでは『トリックマイスター』『フォレショレ』『ゴールドラッシュ』『ファイブシーズンズ』に続く「名作小箱シリーズ」第5弾に位置づける。英語版がニューミルインダストリーズ(アメリカ)から発売されたのに合わせ、漫画家の津川智弘氏による新規アートで日本語版が制作された。
未来を予知できる魔女たちが、魔法学校の進級試験に挑む。7回(3人プレイでは10回)のトリックで、1~4位をそれぞれ何回取れそうか、手札を見てビッドする。各トリックの最初の1枚目は場に公開されており、それが順位予想の手がかりとなる。
トリックテイキングは切り札なしのマストフォローで、リードカラー以外は数字で比べ、同じ数字は後に出たほうが強い。これで順位を決め、予想通りだったら得点。外れた分は失点となり、人数分のラウンドで合計得点を競う。
クニツィアの名作を復刻『タージマハル』日本語版、5月31日発売
グループSNEは5月31日、『タージマハル(Taj Mahal)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.クニツィア、アートワーク:F.フォーヴィンケル、3~5人用、12歳以上、75~100分、4950円(税込)。ゲームマーケット2025春にて先行販売される。
R.クニツィアのデザインで2000年にアレア(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞候補リスト、ドイツゲーム賞1位、国際ゲーマーズ賞ノミネートなど高い評価を得た名作を復刻。日本語版はホビージャパンがズィーマンゲームズ(カナダ)版をもとに2018年に発売しているが、今回はオリジナルのアレア版のデザインをもとにした日本語版となる。18世紀初頭のインドを舞台に、12の地方を巡って影響力を競うオークション&ネットワークビルドゲーム。
12のエリアをあらかじめ決められた順番で陣取りしていく。手持ちのカードを順番に出して、カードに描かれたシンボル(象、ムガール、大臣、領主、僧侶、王女)について、最多ならば宮殿を建てたりその土地の交易品を獲得したりできる。宮殿は複数のエリアにわたってつながっているほど、交易品は集めれば集めるほど得点が高くなる。
陣取りはオークションになっており、手札から1~2枚ずつ出していき、1周して再び自分の番になったときにさらに出すか降りるかを選ぶ。降りることにした時点で、全員のカードと比べて最多のシンボルがあれば、宮殿や交易品をもらえる。どの地方でカードを温存し、どの地方で多く出すか、他プレイヤーとの思惑が絡み合う。たくさんの宮殿コマがボードに置かれていく様子も見ものだ。