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ベルラッティ(Belratti)
心の中で叫ぶ「ちげーよ!」 美術館員が画家に発注した絵を、贋作家のベルラッティが適当に混ぜ込んだ中から見つけ出す協力ゲーム。今年のエッセン・シュピールで行われたスカウトアクションでノーマークから1位になり、「フェアプレイのサプライズ」と呼ばれている作品である。 出展3年目となるモーゲル出版(ドイツ)…
ピココ(Pikoko)
予想に寄せていくスタイル 孔雀の羽にカードを差し込むインディアンポーカータイプのトリックテイキングゲーム。自分の手札は見ることができず、隣の人に選んで出してもらう。トリックを多く取ることではなく、予想を当てることが目的。各プレイヤーの思惑によって結果が予想にだんだんと寄せられていくところが面白い。 …
ピラミッドの作り方(Pyramids)
ピラミッドだけじゃないよ 採石場からカードを取って、美しいピラミッドとオベリスクと王家の墓を作るカードゲーム。『エリジウム』のデザイナーコンビによるもので、手番選択の悩ましいゲームだ。 毎ラウンド中央に、プレイヤー人数分の石材カードが2枚一組で並ぶ。これらを見ながら、スタートプレイヤーから神タイルを…
ヘヴン&エール(Heaven & Ale)
美味いビールを仕込む物語 古い修道院の院長となり、神の御許でビール醸造所を運営するボードゲーム。エッセン・シュピールのスカウトアクションで6位に入り、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた。戦略性が高く、下手をするとほとんど点数が取れないまま終わってしまう分、上達の余地は限りなくあるザ・…
ブードゥープリンス(Voodoo Prince)
あと1トリックで寸止め トリックテイキングゲームは大好物で、ゲーム棚にはトリックテイキングコーナーもある。しかし傑作が多くて、新作の入り込む余地があまりないというのが実感。その中でクニツィア作ということで気になって遊んでみた。 親のプレイヤーが1枚手札を出して、時計回りにほかのプレイヤーも1枚ずつ手…
文絵のために(For Fumie)
また失敗した……! 謎の死を遂げた女子高生を、タイムスリップした友達が助ける2人用協力ゲーム。ゲームマーケット2017秋で発売されたが、ネタバレ禁止のため会場内での試遊はなく、それがかえって多くの注目を集めていた。ネタバレ禁止だが、一度遊んだら終わりのレガシーシステムではない…
プライバシー(Privacy)
「留年したことがありますか?」「浮気をしたことがありますか?」「通販でアダルトグッズを購入したことがありますか?」「経験人数は10人以上ですか?」……公には答えられないような質問にこっそり答えて、全体のイエスの数を予想するコミュニケーションゲーム。オリジナルのドイツ語版はシリ…
飛騨古川(Hida-furukawa)
古くて新しい街づくり 香港のゲームデザイナーが映画『君の名は。』を見て作ったというオークション&ブラフゲーム。今年秋のエッセンに出展された。情緒あふれる街並みを作るには、狡猾でなくてはならない。 建物カードを握り競りで競り落とし、それを自分の前に9×9になるように並べていく。最後に各建物が得点になる…
ボブジテン(Bob Dictionary)
意外と説明できないカタカナ語 日本語大好きなボブが、カタカナ語抜きで説明するカタカナ語を当てていく会話遊び。『捕込』『High!High?High!!』などを発表してきた「つかぽん」が、有明で行われる国内最大の電源不要祭典2017春に発表した。我々がいかに普段からカタカナ語を多用しているか痛感させら…
フルーツジュース(Fabelsaft)
後戻りできるレガシーシステム 動物たちを回って果物を集め、ジュースを作るワーカープレイスメントゲーム。今年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに選ばれている。独自路線をゆく2Fシュピーレの作品がドイツ年間ゲーム大賞のノミネート・推薦リストに選ばれるのは『ファウナ』以来8年ぶり。 はじめに6種類の動物カ…