擬人化総選挙(Personified Election)

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モノにも性格がある
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震災後、我が家の自宅ゲーム会はパーティ・コミュニケーションゲームが多く遊ばれている。このジャンルはアメリカが先進国で、『テレストレーション』をはじめとして数えきれない作品が発売されている。また『ディクシット』あたりから、フランスも注目されてきている。
そんな世界のトレンドを受けてか、今年のゲームマーケットの同人ブースでも、多人数で遊べるパーティゲームがいくつか発表されていた。その中で、『ひも電』などのオリジナルアイデアで世界を驚かせたOKAZUこと林尚志氏が発表した2タイトルのひとつがこの『擬人化総選挙』。「この中で一番いばっているのは?」「この中で一番歌手に向いているのは?」などの選挙に、「七夕」や「ブランデー」や「相撲」など、人間ではないものが立候補する。
問題カードを出して、8枚の立候補を並べたら、みんなで投票する。単独で最多数派だった人が得点。単独最多がなければ、得点はキャリーオーバーされる。はじめに7点以上取った人が勝ち。
もの言わぬ事物に、一体どれがいばっているかなんて分かるはずもないから最初は途方にくれる。しかし、投票を繰り返していくうちに、その事物のどこかをクローズアップすればよいというコツがつかめてくる。問題は、どこをクローズアップするかである。ほかのプレイヤーの感性をつかんで投票しよう。
開票後の「そこかー!」「え、どうして?」みたいな会話が楽しいので、投票と投票の間には会話する時間を設けるのがよいだろう。ルールに書かれていない、ゲーム進行の合間が、コミュニケーションゲームの醍醐味である。
擬人化総選挙
林尚志/OKAZU brand
3〜8人用/6歳以上/15分
OKAZU brand:擬人化総選挙
ゲームストアバネスト:擬人化総選挙

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