『オーバーロード』ダイスゲーム『OVERGAMBLE 至高の御賽子』4月5日発売
チョコレートゲームズは4月5日、TVアニメ化されたライトノベル『オーバーロード』の世界観によるダイスゲーム『OVERGAMBLE 至高の御賽子』を発売した。ゲームデザイン・不詳、4人用、13歳以上、20分、2750円(税込)。
書籍シリーズ累計800万部、TVアニメは第3シリーズ、劇場版アニメ、マンガ、ゲームも展開されている丸山くがね氏のライトノベルに基づくダイスゲーム。親プレイヤーの転がしたダイスの目を予想して他プレイヤーがチップを賭け、手に入れた金額を競い合う。しかし親プレイヤーには能力カードの発動があり、逆にチップを奪われることもある。
親プレイヤーはランダムで配られた手元の能力カードから1枚を選んで伏せ、親プレイヤーも含めた全員がチップを賭けた後にそれを公開、能力を発動する。そしてダイスを振り、予想したダイスの目が当たっていればバンクからチップを受け取ることができる。25G以上獲得したらラウンド勝利で、4ラウンドの勝利数を競う。
能力の効果はダイスを好きな目に変えられるものから、自分だけ配当倍率を上げたり、自分と同じ数字に賭けられたチップを獲得したりと強力なものばかり。運要素に加えて、いかに親プレイヤーの能力を読むかも試される。原作をあしらったコインやダイスのデザインにも注目だ。
内容物:カード 14 枚、専用ダイス 1個、プレイマットカード 3枚、チップ 64枚、ルールブック 1冊
王都建設で手柄を立てる『プラハ 王国の首都』日本語版、4月10日発売
数寄ゲームズは4月10・11日、ゲームマーケット2021春にて『プラハ 王国の首都(Praga Caput Regni)』を発売する。ゲームデザイン・V.スヒィ、イラスト・M.ヴァヴロン、1~4人用、12歳以上、45~150分、8800円(税込)。ゲームマーケットでは数寄ゲームズのブース(ア18)にて特別価格8500円。
チェコのボードゲームデザイナー・スヒィが『アンダーウォーターシティ』に続いて個人ブランド「デリシャスゲームズ」から昨秋発表した作品。神聖ローマ帝国皇帝カール4世(ボヘミア王カレル1世)のもと、裕福な市民たちがプラハ城やカレル橋などの建設で手柄を競う。
手番には、ホイールにはめ込まれた6枚のアクションタイルから1枚を選び、そこに指示された2つのアクションのうちどちらかを実行する。アクションには「金鉱の運営」「石切場の運営」「アクションの改良」「市壁の建設」「建物の建設」「王の道の建設」の6種類があり、資材を集め、建設を行い、得点やボーナスを得ていく。
ホイールは全員に共有されており、人気のアクションは追加のコストが発生し、不人気のアクションは追加の勝利点がもらえる。またホイール上に紐付けられたボーナスもあるため、アクション選択が悩ましい。さらにアクションの効率を上げる技術タイル・知識タイルといった成長要素も用意されており、どこに重点を置いて伸ばしていくかも鍵となる。
アクションタイルのホイールだけでなく、リソースを管理しやすい2層プレイヤーボード、プラハの名所「聖ヴィート大聖堂」「飢餓の壁」「カレル橋」を模した立体ボードなど、機能と見た目を両立するコンポーネントも注目どころ。遊びごたえのあるゲーマーズゲームだ。