事件解決につながる情報はどれ?『Qシャーロック:疑惑の執事』日本語版、6月18日発売
グループSNE/cosaicは6月18日、協力型ミステリーゲームシリーズの第3弾『Qシャーロック 疑惑の執事(Q System: Sherlock Among the Graves / The Butler / Who is Vincent Leblanc?)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.I.サンチェス&M.L.フェリウ、イラスト・A.アラゴン、1~8人用、8歳以上、60分、3850円(税別)。
GDMゲームズ(スペイン)から発売され、すでに14タイトルがリリースされているシリーズ。4月、12月に発売された日本語版『Qシャーロック』と同様、3つの事件をワンボックスにした。「消えた葬儀屋」では墓地で消息を絶った男の行方を追い、「疑惑の執事」では会社社長の遺産を相続した有名な執事の死の真相を、「ヴィンセント・ルブランの肖像」ではパリ郊外でひき逃げ事故に遭った若い資産家にまつわる謎を突き止める。
事件を解決する32の手がかりは各プレイヤーの手札になっている。手札の情報が重要なものかどうか判断し、公開するか捨てるかを選んでいく。公開された情報は皆でシェアできるが、事件と関係がなかったら減点になってしまう。公開するか捨てるか判断に迷う手札のカードについて話してもよいが、その情報は制限される。
カードが全て公開されるか捨てられたらゲーム終了で、質問用紙に沿って答えていく。正解した答えごとに2点が入り、合計で好成績を取ることを目指す。さあ、真実を見つけ出し、かの名探偵シャーロックと肩を並べることができるだろうか?
本がゲームボードに『アルマナック ~ドラゴン街道紀行録~』日本語版、6月下旬発売
ホビージャパンは6月下旬、『アルマナック ~ドラゴン街道紀行録~(Almanac: The Dragon Road)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.アルメス、アートワーク・J.デイヴィス、2~4人用、12歳以上、60~90分、8800円(税込)。
コロッサルゲームズ(アメリカ)がキックスターターで昨年製品化された作品。タイニーエピックシリーズのアルメスがデザインし、本がそのままゲームボードになっているというコンセプトで話題を呼んだ。プレイヤーは「ドラゴン街道」と呼ばれる隊商路を、キャラバンを率いていくワーカープレイスメントゲーム。
各駐留地にワーカーを配置することで交易品を取引したり、その土地ならではの品物(例えば「書簡」や「予言球」など)を入手したり、積載量が決まっている荷車の強化をしたり、途中の護衛を雇ったりできる。土地ごとにワーカーを配置するルールが異なり、新しい土地に来るたび新鮮なプレイが待っている。さらに道は分岐しており、立ち寄る土地をオークションで決めるが、次の駐留地では今持っている品物の価値が大幅に下落することもある。
道の途中ではさまざまな事件が待ち構えている。「ドラゴン街道」の名前の由来となったドラゴンに遭遇するかもしれない。苦難を超え旅の目的地であるドラゴンの都に到着し、最も成功した商人になるのは誰か。ナラティブな体験ができるファンタジー交易ゲームだ。
内容物:商品トークン 120個、金貨トークン 75個、場所トークン 49個、隊商カード 30枚、契約カード 24枚、ワーカー 24人(各色6人)、遭遇カード 20枚、プレイヤースクリーン 4つ、初期隊商カード 4枚、6面ダイス 1個、ドラゴン街道紀行録ゲームブック 1部、戦闘ダイス 1個、ガイドトークン 1個、ルールブック 1部、護衛トークン 12個