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コンパクトになって再登場『世界でイチバンの国 2021年版』日本語版、4月15日発売

アークライトゲームズは4月15日、世界の国々のデータを比べ合うカードゲーム『世界でイチバンの国 2021年版(Länder toppen!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.ユーネマン、2~5人用、8歳以上、30~40分、1800円(税別)。

ドライハーゼン社(ドイツ)から2016年に発売された作品。日本語版は2018年に発売されている。世界各国のデータで国土面積、最高地点、平均気温、人口、平均寿命、平均GDPのトップを比べ、最高(最低)を競うカードゲーム。

カードには1枚1枚別の国がデータ付きで書かれており、ロシアは国土面積最高のところ、日本は平均寿命最高のところなど、配られたカードを裏向きで5つのジャンルの最高か最低に振り分ける。全員がカードを置き終わったら、ジャンルごとにめくって、誰のカードが最高(最低)だったかを比べる。そのプレイヤーは全員のカードを総取り。ゲームの最後に大陸ごとに最も多くカードを置いた人にボーナスが入る。

新版はプレイ人数が1人減って価格が下がり、箱が小さくなって持ち運びしやすくなった。電車やバスでも遊べる簡易ルール、4枚の国カードを追加している。

内容物:国カード124枚、パスカード20枚、プレイシート5枚、ルール説明書1枚(※カードサイズ:56×87mm)

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羊と花畑(Sheep & Garden)

町外にも家あり、湖上に木あり

となりの人と共通の目標をもって牧場や花畑を広げる半協力型のタイル配置ゲーム。『リトルタウンビルダーズ』のStudio GGが『グッズメイカー』とともにゲームマーケット2020秋で発売した。『カルカソンヌ』と『ふたつの街の物語』をいいとこ取りして、比較的短いプレイ時間に収めた。

最初に「牛の数」「花畑の数」などの目標が配られるが、自分だけが得点できるもの、右隣のプレイヤーと共通のもの、左隣のプレイヤーと共通のものがある(3~4人プレイの場合。写真では表にしているが、ゲーム中は伏せてある)。目標を確認したらゲームスタート。

手番には3枚の場札から1枚を選んで、絵柄を揃えて中央に配置する。隣同士で共通の目標があるため、だいたいは「それですよ、それ」「いいですねー!」と褒め合い、和気藹々とした雰囲気になる。タイルの絵柄がほんわかとしているのも雰囲気を和らげるのかもしれない。タイルが全部置かれたら得点計算。

ほとんどの目標カードは、エリアの完成(閉じている状態)を前提としている。『カルカソンヌ』でいえば都市が囲まれた状態や道の両端が終わっている状態である。草原は柵で区切られるほか、湖や花畑もある。エリアの中には羊、牛、人、木、家、魚などさまざまなものがあり、目標カードに従って得点になる。得点は最後になってはっきりするため、あきらめムードにならないのがよい。

時間は短めだが、タイルの配置パターンは、どの目標を優先するかで置き方が変わるため、悩ましいところがあった。

羊と花畑
ゲームデザイン・Shun & AYA/イラスト・AYA
Studio GG(2020年)
1~4人用/8歳以上/15~30分