『ゴーポップ!』日本語版、4月14日発売
ドリームブロッサムは4月14日、2人用ゲーム『ゴーポップ!(Go Pop!)』日本語版を発売した。2人用、6歳以上、5分、968円。
オリジナルはフォックスマインド(アメリカ)から2014年に発売された『ポップイット(Pop It)』。
順番に6列から1列のバブルを好きな数だけ押し、交互にポコポコ押していく。各列には3~6個のバブルがあり、全部押してもいいし、少し残しても良い。こうして対戦相手に最後のバブルを押させたほうの勝ち。総シリコン製でバブルを押す感触も気持ち良いアブストラクトゲームだ。
ビス20(Biss 20)
全集中と一体感
1~20までカウントアップしながら、それぞれの数字で決められたリアクションをするゲーム……それだけだったらありがちだが、これを全員が間違えないことを目指す協力ゲームにした。緊張とともに、異常な一体感が生まれる作品。
課題はひとつずつ追加される。最初はランダムに引いたカードの数字が入れ替わる。3と9だったら、1,2,9,4,5,6,7,8,3,10…というように数え上げる。次からは数字カード司令カードを1枚ずつめくって、その数字のときは数を言わず、「手を叩く」「鼻をつまむ」「ニワトリの鳴き声」「立ち上がる」など指示されたジェスチャーやアクションを行わなければならない。成功したらさらに1つ追加。こうしてどんどんやることが増えていくが、前の指示は隠されるので記憶力も問われる。
失敗すると宝石を失う。宝石がなくなる前にレベルに応じた数の司令を成功させれば全員の勝利となる。
まず最初の数字の入れ替えで脳内メモリの大半を持っていかれる。入れ替えた数を把握していても、その直後の数字が出てこない。さらに入れ替わった後の数字にも次々とアクションが加わる。ものすごい集中力が問われる。
コツとしては1~5、6~10と5つごとに区切って、その範囲内でアクションの有無を覚える。アクションがあれば少しテンポを落として慎重に進め、全くなければすらすら流す。レベルがあがって多くの数字にアクションが紐付けられてきたら、アクションを一連のものとして覚える。これくらい本気にならないと、成功は覚束ない。それゆえにゲーム中の一体感と、成功した後の達成感は半端でない。
続けて2回目をやったら、ものすごいことになる。
Biss 20
ゲームデザイン・G.ブルクハルト&L.ブルクハルト
イラスト・R.フォークト
ドライマギア(2020年)
2~8人用/7歳以上/20分
メビウスゲームズ:ビス20