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北海道限定『どさんこボブジテン』8月1日発売

クラグラは8月1日、『どさんこボブジテン』を発売する。ゲームデザイン・Kazuna*、アートワーク・decoctdesign、企画・TUKAPON、3~8人用、10歳以上、30分、1980円(税込)。北海道限定(Sapporo Game Space、 イエローサブマリン札幌GAME SHOP、 コーチャンフォー)販売。また7月24日の「北海道ボドゲ博3.0」で先行販売される。

カタカナ語を使わずにカタカナ語を説明して当ててもらうカードゲームシリーズ。札幌を拠点にするクラグラが、4月に発売された『ちきゅうのボブジテン』に続いて製作販売する。

北海道の多くの企業・団体が協力し、「エスカロップ」「ユーカラ」「アンヌプリ」など北海道民なら一度は聞いたことがある単語を216語収録している。北海道愛がたっぷり詰まった一作。

ClaGla:どさんこボブジテン

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ツクルテン(Make Ten)

この役は高そう!

8枚の手札で「10」を作ったら上がりの麻雀的なカードゲーム。ゲームNOWAがゲームマーケット2021大阪で発表した。特殊なカードの数え方により、最初は上がるのが精一杯だが、次第に役を狙えるようになってくる。

ゲームは麻雀のように進行する。手札7枚からスタートし、手番には山札から1枚引いて、1枚捨てていって、8枚のカードで「10」ができたら上がり。山札から引いて上がる(セルフあがり=ツモ)場合と、他の人の捨札で上がる(ヒットあがり=ロン)場合がある。他の人の捨札で3連番か3枚同じになるならば獲得こともできる(ゲット宣言=ポン・チー)。

カードには赤と青の2種類があり、赤の3連番はその中で最も大きい数字、青の3連番は最も小さい数字だけを数えるほか(『ゲシェンク』風)、赤でも青でも同じ数字3枚は「0」と数える。こうして大きい数字があっても10に収められるのである。

セルフあがりでもヒットあがりでも持ち点のやりとりはなく、2周の合計点を競う。ただ上がっただけだと、親は3点、子は1点だが、12の役が用意されており、ボーナス点が加えられる。例えば上記の写真はゲット宣言をしていないので「クローズ」で1点、赤と青が半々なので「ハーフカラー」で1点、すべて4以下なので「アンダーフォー」で2点、3連番が2つあるので「シリアルペア」で2点がつく。

麻雀と同様、はじめは役一覧表をいちいち確認しながらのプレイになるが、慣れてくればボーナスのポイントがつかめてくる。しかし高得点のものはできにくく、その前に早上がりされてしまうかもしれない。そう考えていくと何を捨てるか悩ましい。

特殊ルールなどの衒いがなく、それでいて考えどころ・悩みどころがしっかりあるので、末永く遊べそうな作品である。

ツクルテン
ゲームデザイン&アートワーク・かぶきけんいち
ゲームNOWA(2021年)
2~4人用/8歳以上/20~30分
通販:ボドゲーマJELLYBOOTHコロコロ堂ディスカバリー