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15章の行く末は?『テインテッド・グレイル』日本語版、12月23日発売

アークライトゲームズは12月23日、『テインテッド・グレイル(Tainted Grail: The Fall of Avalon)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ピスコルスキ&M.シェフェルコツ、イラスト・P.フォクソヴィツ他、1~4人用、14才以上、各120~180分×15章、22000円(税込)。

オリジナルはアウェイクンレルムス社(ポーランド)がキックスターターを経て製品化した作品。フランス年間ゲーム大賞でエキスパート部門にノミネートされている。200ページ超のシナリオ「探索日誌」で進めるキャンペーン型の協力ダークファンタジーゲームだ。

アーサー王伝説とケルト神話を融合させた世界が舞台。プレイヤーは勇者失格の烙印を押された5人のキャラクターを担当し、「アヴァロン」の崩壊を防ぐ。

道中遭遇するトラブルを、戦闘や交渉で解決し、一度訪れた場所を再度探索したり、実績を解除したりすることで物語が分岐していく。一見些細に見える行動が、後々自分たちを苦しめる可能性もあるので、慎重な選択が必要だ。選択肢を変えて異なるストーリーを体験することにより、さまざまな真相にたどり着くことができる。

アーサー王や円卓の騎士などが登場するが、それぞれ相反する意見を述べ、誰を信じればいいのかわからなくなってくる。果たしてアヴァロンの危機は救うことができるか。15章にわたる長い冒険が待っている。

内容物:キャラクタートレー 4枚、キャラクタータイル 5枚、高品質ミニチュア 9体、プラスチック製ダイヤル 10個、カード(大) 72枚、カード(中) 586枚、カード(小) 143枚、探索日誌 1冊(200 ページ)、ルール説明書 1冊、教則本 1冊、旅の記録シート 30枚、冒険地図&手紙 9枚、マーカー&トークン類 131個、特製ダイス 2個(※カードサイズ 大 (80×120mm) 中 (63×88mm) 小(44×67mm))

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第6回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて

ゲームマーケット2021秋の2日後、山形県長井市で第6回東北ボードゲームフリーマーケットが開催された。330品の中古・創作ボードゲームが出品され、生憎の雨の中120人の参加者が訪れた。

昨年は中止になった親イベント「ぼくらの文楽」が復活。午前中はコンサート、午後はトークショーがあり、ほかにもお菓子、アクセサリー、地元野菜果物などのお店も出た。フリーマーケットを目当てに来た方も食べ物やお菓子を買ったり、ワークショップでやってきた親子連れもフリーマーケットを訪れたりと、相乗効果があった。

単独イベントだった昨年、参加者は東北6県と新潟県在住者に限定し、滞在時間を短くするため予め出品リストを公表したりしていたが、今回はどこからでも参加でき(一番遠くは都内から)、おおよそジャンル別(入口近くから奥に行くにつれてキッズ、パーティー、ファミリ-、ゲーマー)に分類だけしたゲームを自由に選んでもらった。一列入場のため、開場前に並んでいた40人くらいの後ろの方ではしばらくお待ち頂くことになったが、密にならずお買い物ができたと思う。

精算は例年通りで、出品者がゲーム1つ1つに出品票をメンディングテープで貼り付け、レジで剥がして一括で支払う。終了後、出品票をもとに売上を配分し、出品者に渡す仕組み。計算係を2人置いて確認したことで、精算時のズレもほとんどなかった。

1時間ほど経ってお客様がほとんどいなると、今度は値引きタイム。出品票の価格を訂正して、全館放送で案内してもらい、再びお客様に足を運んで頂いた。これが効果的で売れ行きが回復したのは、親イベントのおかげである(単独開催ならば、もう帰るしかない)。今回は前年ながらボードゲームを遊ぶコーナーは設けられなかったが、もっと収束すれば可能になるだろう。

参加者の中には知り合いも多くおり、久しぶりの再会も喜ぶことができた。終わってからはスタッフできりたんぽ鍋パーティー。親イベントの来年の開催は未定だが、東北ボードゲームフリーマーケットは来年もぜひ開催したい。

第1回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて
第2回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて
第3回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて
第4回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて
第5回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて

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