バス路線をつくろう『ゲット・オン・ボード:ニューヨーク&ロンドン』日本語版、6月30日発売
Saashi & Saashiは6月30日、『ゲット・オン・ボード:ニューヨーク&ロンドン(Get on Board: New York & London)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:Saashi、イラスト:ムッシュZ、2~5人用、8歳以上、30分、3850円(税込)。ゲームマーケット2022春で3500円にて先行販売される。
Saashi & Saashiがゲームマーケット2018春に発表した『バスルートをつくろう』を今年イエロ社(フランス)がリメイクし、逆輸入で日本語版が制作された。Saashi & Saashiの作品が逆輸入で日本語版になるのはDLP社(ドイツ)による『コーヒーロースター』に続く2タイトル目。マップを京都からニューヨークとロンドンに変え、中央ボードが書き込み式からコマ配置式になった。
フリップ&ライトで、カードに記されたパターンでボード上のバスルートを延ばし、多くの乗客が乗ってくる場所と、名所やオフィスを通りつつ、各プレイヤーごとに決められた地点をつなぐ。乗客は高齢者・学生・サラリーマン・観光客がおり、それぞれ目的地が異なる。
指定されたパターンを変えたり、すでに他のプレイヤーが路線を作ったところに行くと渋滞になったりすると失点だが、そうせざるを得ない場合、そうしたほうが得になる場合があって悩ましい。フリップ&ライトゲームにありがちなインタラクションの薄さも、共通のボードで路線を引くことで絡めるようになっている。バッキンガム宮殿やウォールストリートなどの有名スポットも登場し、旅行気分を楽しめるだろう。
Saashi & Saashi:ゲット・オン・ボード:ニューヨーク&ロンドン日本語版
(写真は英語版)
書籍『本当に面白いボードゲームの世界』5月12日発売
太田出版は5月12日、書籍『本当に面白いボードゲームの世界』を発売する。A4版、1650円(税込)。ゲームマーケット2022春にて、特典のステッカー&缶バッチ付きで先行販売される(ゲームマーケットでの予約はこちらから)。
昨年夏にセブンイレブン限定で発売されたぴあMOOK『おとなが愉しむ ボードゲームの世界』の制作スタッフ・レビュアーによるボードゲーム紹介本。話題の最新作からリメイク作、マーダーミステリーまで、各ゲームごとに3名のクロスレビュー方式で多角的に紹介する。
またボードゲーム好き著名人として高野麻里佳、オーイシマサヨシ、宮下兼史鷹の各氏へのインタビュー、カタンシリーズ、チケットトゥライドシリーズ、紙ペンゲーム、1~2人用ゲーム、トリックテイキングゲームのジャンル別ガイド、『おとなが愉しむ ボードゲームの世界』では未紹介のボードゲームデザイナー紹介など盛りだくさん。
さらに『ベルリンうわの空』などで知られるドイツ在住の漫画家・香山哲氏によるマンガ「ふだんのボードゲーム」に加え、付録ゲームとして『スポットライト』(居椿善久氏『ナイスミドル』のリメイク。イラストは香山哲氏)、ジーピー社の『エスケープルーム ザ・ゲーム』とアークライト社の『ワードッチ』体験版、全国ボードゲームショップ・ボードゲームカフェのクーポンがつく。
最近のトレンドを知りたいという方から、ボードゲームフリークまで、幅広く楽しめる一冊。「第1号」とされており、続編も計画されているようだ。Amazonでの予約はこちら。