独年間大賞受賞作のタイル配置ゲーム『アルハンブラ』日本語版、9月26日発売
メビウスゲームズは9月26日、『アルハンブラ』日本語版を発売する。ゲームデザイン:D.ヘン、イラスト:J.アッセルボーン&C.ティシュ、2~6人用、8歳以上、45~60分、4800円(税込)。
4種類の通貨でタイルを購入し、アルハンブラの街を作るタイル配置ゲーム。クイーンゲームズ(ドイツ)から2003年に発売され、その年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞、ドイツゲーム賞2位、カンヌ・アスドール賞、国際ゲーマーズ賞ノミネート、スイスゲーム賞1位、日本ボードゲーム大賞入門者部門/フリーク部門3位など数多くの賞を獲得した。これまで海外版が国内流通していたが、クイーンゲームズの2025年新版に合わせて日本語化される。
手番には場からお金カードを取るか、お金カードを払って建物タイルを配置するか、配置済みの建物タイルを改築する。お金カードの山札から決算カードが出てくるたびに建物の種類別にマジョリティで勝利点を獲得する。
お金カードは4種類あって、それぞれ購入できるタイルが決まっており、しかもちょうどの金額で支払えると追加でもう1手番できる。また建物タイルには外壁があり、外壁を長くすれば勝利点も増えるが、外壁の外には配置できない。これらの制限がインタラクションと悩ましさを生み出す。
日本語版では既発売の拡張セットの中から、第1拡張「宰相のお気に入り(Die Gunst des Wesirs, 2004)」、第2拡張(2004)の「陣地(Feldlager)」、第4拡張(2006)の「バザール(Die Bazare)」、第6拡張「ハヤブサ使い(Die Falkner, 2013)」が同梱され、変化をつけて繰り返し遊べるようになっている。
シュピール’25:ルックアウトシュピーレ
★フォレストシャッフル:ダートムーア(Mischwald: Darmoor)
ゲームデザイン:コーシュ/イラスト:T.ロベ&J.ピエラ、2~5人用、10歳以上、60分。拡張セットではなく、単独でプレイできる。
イングランド南西部の高地を舞台に、泥炭の湿原と荒野に多様な生態系を作り上げる。山札か場札から2枚カードを引いて1枚プレイするというルールはそのままに、新しい要素として水平にプレイする「地形カード」、独自の能力とボーナスアクションをもった生物種が加わる。カードを裏にして「沼地」としてプレイすることもでき、沼地に生息する生物も登場。樹木シンボルが8種類から6種類になり、ボーナスを取りやすくなった。
★マーヴェル:デュエル!イン・ニューヨーク(MARVEL: Duell! In New York)
ゲームデザイン:M.クラマー/イラスト:マーヴェル&N.ディール、2人用、10歳以上、30分。
ルックアウト2人用シリーズの新作は、マーヴェルのヒーローとヴィランに分かれて戦う。勝つのは、ドクター・ストレンジとハルクか、それともウルトロンとロキか?
オリジナルのコミックイラストを使った非対称のカードデッキを使い、敵の弱点を見抜いて有利に進め、貴重なアーティファクトを集め、戦略的に重要な場所を占領する。素早いセットアップと高いリプレイ性も魅力だ。
★グレート・ウェスタン・トレイル:エルパソ(Great Western Trail: El Paso)
ゲームデザイン:A.プフィスター&J.クレナー/イラスト:C.クィリアムス、1~4人用、12歳以上、60~90分。拡張セットではなく、単独でプレイできる。
19世紀末のテキサス州エルパソは、5つの鉄道によって家畜取引の重要な中継地となっていた。牧場主たちが最高の牛を運び込み、カウボーイ、職人、エンジニアを雇って、お金と勝利点を競う。建物を建設して新しいアクションを起動し、鉄道を拡張して契約を勝ち取る。メカニクスはグレート・ウェスタン・トレール本作のメカニクスとプレイ感覚で、コンパクトに短時間でプレイできる。ソロプレイではスー族と対戦。BGAでプレイできる。
★石の帝国/オセロット卿の洞窟(Steinreich)
ゲームデザイン:C.ダールマン/イラスト:M.ソネット、2人用、8歳以上、20分。
オセロット卿とペンギン教授が価値ある宝石を争って洞窟を探検する。コンパス、ランプ、つるはしなどの道具を使い、より価値ある宝石がある奥深くを目指す。
手番には道具トークンを配置し、3つの異なる道具の交点にある宝石を回収する。巧みな配置によって、複数の宝石を獲得することも可能だ。BGAでプレイできる。