崩さず10階までいけるか?『キャットと塔』10月17日発売
アークライトゲームズは10月17日、『キャットと塔』を発売する。ゲームデザイン:たきざわまさかず(こぐま工房)、イラスト:Namiki、1~5人用、6歳以上、15~30分、3300円(税込)。
星になったお母さんに会いたい黒猫のトトを塔の上へと登らせる協力バランスゲーム。『バベル』や『ユグドラサス』など精巧な紙細工で知られるたきざわまさかず氏がデザインと紙器設計を行い、窓や石像などの装飾が立体的に表現されるなど、形状やデザインの細部までこだわった。
手番には山札からめくられたカードの指示に従って『キャプテンリノ』のように紙製の壁を置いて塔の階層を上げるか、いろいろなネコの木駒を塔に乗せる。条件を達成するとトトが登れるようになり、塔を崩さずにトトを10階まで無事に登らせることができればゲームクリアとなる。
塔を支える壁の高さが異なることで床に傾斜がつき、アンバランスな塔はコマを置くたびに揺れる。崩れそうで崩れない緊張感が味わえる。クリア後には美しいイラストのトトたちの物語が待っている。
内容物:ユカ 24枚、カベ 54枚、木コマ 17個、手番カード 20枚、目標カード 16枚、ゴールカード 5枚、置き場カード 1枚、サマリーカード 5枚、説明書 1枚(カードサイズ88×56mm/120×80mm)
2人用ゴーアウト×特殊能力『項羽と劉邦 楚漢大戦』日本語版、10月上旬発売
ホビージャパンは10月上旬、『項羽と劉邦 楚漢大戦(Chu Han)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:T.レーマン、イラスト:M.エルソー&R.フェリエラ、2人用、14歳以上、25分、3960円(税込)。
紀元前206-202年の、「四面楚歌」でも知られる楚漢戦争前夜からその戦中の古代中国を舞台にした2人用ゴーアウト系カードゲーム。『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』のレーマンの作品で、マタゴー社(フランス)がキックスターターを経て今秋発売する。
プレイヤーは「楚」と「漢」陣営に分かれて戦う。1ゲームは4~7回の「争闘」からなり、争闘では手札を全て使い切って先に「完遂」する事を目指す。先手が同じ数字1枚以上の組にしてプレイし、後手は同じ枚数で、より高い数字の組をプレイするかパスする。こうしてパスしなかったほうが応酬に勝利し、次の先手となる。こうして完遂すると勝利点が入り、先に31点以上を獲得したプレイヤーの勝利。
基本はこれだけだが、カードには韓信や張良など楚漢陣営のさまざまな人物が描かれ、多くは独自の能力を持っているため、完遂以外の勝利点や、カードの出し方の変更もできる。さらにキャンペーンモードも備え、歴史的を再現した戦いも味わえる。
内容物:王朝カード 46枚、事事カード 15枚、帝国勅書カード 6枚、得点記録カード 3枚、早見表カード 4枚、早見表ボード 4枚、得点ボード 1枚と得点トークン 2個、帝国勅書タイル 6個、歴史とキャンペーンガイド、ルールブック