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あべしの拳(Abeshi no Ken)

ツボを引いて「ひでぶ!」

西暦202X年 政界は壺の炎につつまれた! プレイヤーは指圧で戦う格闘家となり、相手のツボを的確に突くことを目指す。

キャラクターを選んでカードじゃんけん対決。与えたダメージだけ手札を引いてツボを引き当てがら勝利。カードが減れば減るほどツボが出やすくなる仕掛けだ。

じゃんけんといってバカにしてはいけない。何で勝つかによってダメージが異なり、さらにキャラクターによる補正もある。さらに1枚1枚に「疫病対策掌」「十万配布拳」「五輪収賄脚」といった技名とセリフがついているので、勝ったらぜひ読み上げたい。

今回は手札が少ないがパーで勝つとダメージが増える「ジミン最後の将アキエ」対、ツボが1枚増えるが回復できる「壺に殉じる男ハギューダ」の勝負。あいこが続いてお互いに手札を減らしたところで一発ツボを引いて勝利。

あべしの拳
ゲームデザイン:北条投了/芸無工房(2022年)
2人用/15分

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イルカの手先は誰なのか『ヒューストン、イルカ発生!』日本語版、12月下旬発売

ホビージャパンは 12月下旬、『ヒューストン、イルカ発生!(Houston, We Have a Dolphin!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン&イラスト:A.ヴィルデ、3~5人用、14歳以上、35分、3300円(税込)。プレイするためにはスマートフォンかタブレットが1台必要(アプリダウンロード無料)。

オリジナルはHYBRゲームズ(ドイツ)がキックスターターを経て2020年に発売した作品。破壊活動をするイルカの手先を暴きつつ宇宙船を修理する正体隠匿ゲーム。

ある日、地球にイルカが攻めこみ、人類は宇宙船で脱出することを余儀なくされる。しかし宇宙船の中にもイルカの手先が紛れ込んでおり、破壊活動を行っている。チームの中から自らを犠牲として宇宙船を修理する飛行士を選出しなければならず、さらにはサポートをする飛行士が協力しなければならない。しかし、チームの一つはすでにイルカに支配されており、妨害活動をしてくるかもしれない。

船外活動、パニック、投票と船長命令での追放、そして反乱の果てに、宇宙船の修理を達成するか、イルカ陣営をすべて排除すれば人類の勝利。逆に人類すべてが排除されるか宇宙船を水で満たしてしまえばイルカ陣営が勝利となる。

ミッション達成のジャッジはアプリがするため、「だれが裏切者(イルカの手先)なのか」は明らかになることはなく、また裏切り行為がない場合でも不幸なデブリ衝突事故によりミッションが失敗する可能性がランダム(アプリが判定)にあるため、失敗は裏切りのためなのか、不幸な事故なのかという迷いも生まれる。

アプリによって少人数で緊迫感あふれる展開を楽しめる正体隠匿ゲームだ。

内容物:飛行士カード 24枚、パニックトークン 16個、ボード 1つ、船長マーカー 1個、チームバッジ 7枚、船外コンボ概要 1枚、ルールブック(必要動作環境:Android 7以上/iOS 12以上、前面カメラ。
一部の機能はインターネット接続が必要)


(写真は英語版)