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色を混ぜるトリックテイキング『パーラ』日本語版、10月29日先行発売

数寄ゲームズは10月29日、『パーラ(Pala)』日本語版を先行発売する。ゲームデザイン:J.D.アラーズ、イラスト:坂本奈津希&SEIMI&たかみまこと&別府さい&Makiko Kodama&ママダユースケ、3~5人用、11歳以上、30分、2200円(税込)。一般発売日は未定。

『もっとホイップを!』のアラーズがデザインし、オリジナルは2012年にケンブリッジゲームズファクトリー(イギリス)から発売された作品。数寄ゲームズでは『ボトルインプ』『トランプ、トリックス、ゲーム!』『地下迷宮と5つの部族』『ブードゥープリンス』『乗り間違い』に続いて名作トリックテイキングシリーズ第6弾となる。

スートの色を混ぜることができるところが特徴で、マストフォローでリードスートが手札にない時、原色(赤・青・黄)ならば別の色を出してスートを混ぜた色(オレンジ・紫・緑)にしたり、非原色ならば2枚を組み合わせてリードスートにしたりできる。

獲得トリック数を予想する「点描画法」と、なるべく取らないようにする「印象派」ルールがあり、スートの色を混ぜて勝ったり押し付け合ったりするトリテ通好みの作品。日本語版にあたって、6つのスートはそれぞれ別々のイラストレーターが担当。アートワークも楽しめる。

数寄ゲームズ:パーラ

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価値変動する商品でオークション『フォーラムロマナムの商人』日本語版、10月29日発売

テンデイズゲームズは10月29日、『フォーラムロマナムの商人(Händler auf dem Forum Romanum)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.イゼンゼー、イラスト:坂本奈津希、4人用、10歳以上、60分、2860円(税込)。

2008年にドイツで個人出版され、愛好家の間で話題となっていた作品だが、ドイツ語版も含めて一般発売は初めてとなる。古代ローマでさまざまな商品を売買し、市場価値を高め、建物を作るオークションゲーム。

手番には3枚の商品を選んでオークションにかける。競り落としたプレイヤーは自分のお店にある商品で支払い、競り落とした商品をお店に並べる。その商品で建物を購入し、12勝利点分の建物を先に建設したプレイヤーが勝者となる。

支払いに使う商品の価値は、種類ごとに全プレイヤーが自分の前に並べている枚数分というところがポイント。支払いでなくなった商品は価値が下がり、落札や手札からの補充で新たにお店に並べられた商品は価値が上がる。この相場変動をうまく読んで先手を打ち、利益を出せるかがポイントとなる。

商品価値を効率よく活用するためには、プレイヤー間の流行商品を読み、商品カードを出すタイミングや支払いに使うタイミングを見極めることが重要となる。時には他のプレイヤーと同調して、価値を高めていくことも求められる。

自分のお店に伏せて並べた商品は市場価値に影響を及ぼさないというルールや、得点ではなく毎手番商品をもたらす「産地カード」の選択もあり、遊びごたえのある奥の深い作品となっている。

テンデイズゲームズ:フォーラムロマナムの商人 日本語版